OS Xのメジャーアップグレード「Yosemite」も、ついに正式リリースされた。iOS 8デバイスと組み合わせれば、iPhoneにかかってきた電話をMacで受けたり、キャリアメールをMacで送受信したりといった連係(Continuity)機能を利用できる。Macからテザリングの開始を指示できる「インスタントホットスポット」も、MacとiPhoneの連係を強化するYosemiteの新機能だ。今回のイベントでは特に新情報はなかったものの、再確認の意味でもチェックしておきたい。
残念なのは、新しいMac miniだ。CPUコアがHaswellとなったものの、メモリモジュールがロジックボード直付けとなり増設/換装が不可能になったうえ(リンク)、クアッドコア搭載モデルが姿を消した。ディスプレイ外付けでパワーが欲しければMac Proを、ということなのだろうが、選択肢が狭まったことは確か。コスト削減が目的なのだろうが、これでは食指が動かない。製品の魅力という点で退行している印象は拭えず、今回のイベントを後味悪いものに変えてしまったことを指摘しておきたい。