iCloudメールを設定するには

iPhoneのみで使っている限り、iCloudメールにはほとんど設定らしい設定が必要ない。しかし、iCloudメールはサーバーにすべてのメールを保存し、フォルダー分けもサーバー上で行う「IMAP」プロトコルを採用している。

IMAPメールはすべてのメールをサーバー上に保存するため、どの端末からアクセスしても、すべてのメールにアクセスできる。iCloudメールをメインで使わない場合でも、仕事用のメールを転送しておけば、外出先でも確認できるので便利だ。

しかし、標準設定のままでは「受信ボックス」しか見えない。実際には送信メールやゴミ箱といったフォルダーが用意されており、自分でフォルダーを追加することも可能だ。重要なメールをフォルダー分けして管理するため、フォルダー一覧を見えるようにしておこう。

さらに、リストの一番下に「メールボックスを追加」の欄があり、ここをタップすると、サーバー上のフォルダーが表示される。これらのフォルダーは画面下段のアカウント別メールボックス一覧に並ぶが、その中から任意のフォルダーを、画面上部のスマートフォルダと一緒に表示することもできる。

1.サーバー上のフォルダー一覧を確認する、あるいは表示するフォルダーを増やしたい場合は、「メール」を起動してメールボックス一覧画面で右上の「編集」をタップする

2.普段表示されていない、さまざまな条件で絞り込みをかけられる「スマートフォルダ」が表示される。常時表示させたい項目の左端をタップしてチェックマークを付けよう

3.上記2で「メールボックスを追加...」をタップすると、IMAPサーバー側のフォルダー一覧が表示される。この中から常時表示したい項目の左端をタップしてチェックマークを付けよう

4.一度メールボックスを表示すると、メールボックス一覧画面の下段にサーバー側のフォルダーが常時表示されるようになる

5.新たにフォルダーを追加したい場合は「新規メールボックス」をタップし、フォルダーの名前と保存場所を指定しよう