耳心地が良いゾ! ハイレゾ
「Z3」の大きな特長のひとつが、CDを上回る情報を持つハイレゾ音源に対応したこと。対応ヘッドフォンで手軽に高音質な楽曲を楽しむことができる。MP3やAACなどの圧縮音源をハイレゾ音源相当の音質にアップスケーリングする「DSEE HX」技術も搭載。このほか、ノイズを低減する「デジタルノイズキャンセリング」機能も利用できる。
ソニーの純正ヘッドホン「MDR-10RC」(実勢価格12,000円ほど)で、実際にハイレゾ音源を聞いてみた。なるほど音の輪郭がまろやかでとても聴きやすい。耳が非常に心地良いのだ。音質の良さを語る前に、まず耳がまったく疲れないことに驚いた。ハイレゾとはこういうことか、と妙に納得した次第。
インストゥルメンタルのトラックでは、楽器の生演奏を目の前で聞いているような気持ちになった。その空気感までこちらに伝わってくるようだ。「いつかこれで、お気に入りの曲を思う存分聞きたい」という欲求がふつふつと沸いてくるのを感じた。
このほか、本体の前面にはステレオスピーカーを搭載。音楽を立体的に再現できる「S-Forceフロントサラウンド」に対応しており、臨場感あふれる音響が体感できる。従来のXperiaシリーズと同様、音楽を楽しむための機能が充実しているといえるだろう。
また、端末とプレイステーション4をWi-Fi接続で連携し、PS4のゲームを端末上でプレイできる「PS4 リモートプレイ」機能などにも対応している。このときは、実際に体験することはできなかった。