Tegra K1と低遅延ワイヤレス・コントローラーで快適なゲーム環境を実現

エヌビディア ジャパン Tegraソリューション部SHIELDビジネスマネージャの山田泰永氏

続いてTegraソリューション部 SHIELDビジネスマネージャ の山田泰永氏が登壇、製品の紹介を行った。「ゲームを極めた、超速最強タブレット」とキャッチフレーズを述べたうえで、そのために最新のモバイルプロセッサとなるNVIDIA Tegra K1を採用したという。

サウンドはTegra NOTE 7から採用しているフロントにバスレフ構造のスピーカーをリファイン。また、液晶はフルHDの8インチIPSとグレードアップしている。オプションのカバーはスタンドとして機能し、前モデルと異なり脱着も容易になった。

新製品となるSHIELDタブレットとワイヤレス・コントローラー。

SHIELDファミリーと書かれているものの、SHIELDポータブルの日本市場投入に関しては特に言及はなかった

特徴はTegra K1採用かつ、ゲーミング向けの設計。そして対応タイトルがそれなりに充実していることだ

グラフィックのパフォーマンスでは、他社製品(iPad Air/Galaxy Tab Pro)との比較も紹介し、競合製品の2~4倍の性能を実現したとアピールする。

競合のハイエンド系タブレットと比較すると2~4倍と、圧倒するグラフィックパフォーマンスが魅力だ

デスクトップ向けGPUでも採用される"Kepler"アーキテクチャベースのGPUを統合することで、PCと同様のAPIをサポートし、PCゲームからの移植がこれまでよりも容易であると説明。長時間のプレイでもパフォーマンスを維持するために放熱性能も2倍に引き上げているという。

Kepler世代GPUということで、PC並のAPI対応が行える

最新のゲームエンジンにも対応

エピック・ゲームズ・ジャパンの河崎高之氏

ゲーミングパフォーマンスの具体例として、エピック・ゲームズ・ジャパンの河崎高之氏を紹介したのち、同社のゲーミングエンジン「UNREAL ENGINE 4」をSHIELDタブレット上で動作させるデモンストレーションを行った。

続けて、山田氏がワイヤレス・コントローラーを紹介。ゲームを楽しむためには本格的なコントローラーが必要であるとして、専用ワイヤレス・コントローラーを独自開発したという。遅延を減らすためにWi-Fi接続を採用し、双方向のオーディオも伝送可能だ(ヘッドフォン端子あり。マイク内蔵)。

SHIELDタブレット上で動作するUnreal Engine 4のデモ。水に濡れた床やタイルの反射もリアルタイムで演算されている

さらにワイヤレス・コントローラー前面はタッチパッドとなっており、リモコン的な利用にも対応する。ワイヤレス・コントローラーはオプションで最大4台までのワイヤレス・コントローラーが同時接続できる。

ワイヤレス・コントローラーは独自設計。Wi-Fi Directを使用しており、最大4台まで同時接続可能。パッドやボリューキーも付いており、ディスプレイ接続時にAndroidを操作するワイヤレス・コントローラーとしても利用できる

ゲーマー向けという事で豊富なゲーム対応が魅力。カジュアルゲームだけでなくGPU性能をふんだんに使うゲーム。そしてPCゲームのストリーム操作と幅広く対応可能だ

ゲームタイトルに関してもTegra K1に最適化されたゲームタイトルが現時点で14タイトル準備されており、パズルアクションゲーム「Trine 2」をプリインストールされた状態で出荷される。ほかにも豊富なAndroidゲームが楽しむことができる。さらにPC上で動作するゲームを低遅延でSHIELDタブレット上で表示、操作できるGame Streamにも対応する。

ゲームに関しては専用メニューとなるSHILD HUBが用意される