家電量販店でスマホの何をチェックしたらいいのか - 海上忍編

SIMサービスを吟味できる

量販店には、スマホの必須アイテム「SIM」も各社横並びで比較できるというメリットもある。大手量販店はみずからSIMサービスを手掛けていることもあるので、SIMフリー端末の購入とあわせて(同じ店舗で)契約することもできる。量販店はモバイルルータ(SIMなし)の品揃えが豊富なこともあり、実際に目で見て選べるメリットは大きい。

SIMサービスの内容や条件は多岐にわたるため、下調べは自宅で行うことがベストだが、それだけではない。そのまま店頭で開通手続きできるので、契約直後からサービスを利用できるのだ。専用サービスカウンターを設けている量販店を選べば、契約手続きもスピーディーだ。WEBで購入した場合、到着が翌日以降になるかもしれず、それまで間があいてしまう。

量販店のSIMサービスを侮ってはいけない。たとえば、BICカメラが提供する「BIC SIM」は、SIMサービスそのものはIIJmioが運営しており、IIJmio自身が提供するサービスと変わりないが、IIJmioの比較的高品質なネットワークにくわえ、契約特典として公衆無線LANサービス「Wi2 300」を利用できるのだ(IIJmioウェルカムパック for BIC SIM)。Wi2 300はBBモバイルポイントを利用できるため、エリアの広さという意味でも心強い。安さだけでなく通信の快適さを重視する向きには、量販店のSIMサービスは要チェックだ。