100円スピーカーは使えるか?
iPhone自体にもスピーカーが付いているのに、わざわざ外付けで使う必要あるの? と思いながら購入したミニスピーカー。イヤホンと同じく、iPhoneイヤホンジャックに接続するだけでOKというシンプル設計。細かい調整などは一切できない潔い仕様だ。重量はかなり軽く、50gくらいしかなさそう。持ち運びに苦労はしないだろう。
さて、肝心の使い勝手だが……。
まず音質だが、これは残念ながら筆者の耳ではiPhone自体のスピーカーとどちらが優れているのか区別がつかなかった。iPhoneよりも若干音量が抑えられ、落ち着いた音になっている気がしないでもないが、ブラインドで聴いたらまったくわからないレベル。スピーカーは少しでも大きい方が音質が良いというのが素人なりの認識だったのだが、100円のスピーカーではさすがに違いを実感できないのだろうか。
だとすると、このスピーカーの意義ってなんだ? iPhoneの音楽をその場にいる全員で聞きたいときはiPhone自体から音を出せばいいし、音質も微妙となると使い道がなさそうだが……。
そんな風に考えていたのだが、実はこのスピーカーには二つの使い方があることがわかった。ひとつは、"iPhoneとスピーカー部分を分離したい場合"だ。日常生活では機会は少なそうだが、パーティーや文化祭などの特殊な場合には、使えるアイテムに変身する可能性がある。
そしてもう一つが、イヤホンや別のスピーカーの延長ケーブルとして使う方法だ。実はこのスピーカー、ケーブル横にイヤホンジャックが備わっており、ここにイヤホンなどを挿入することができるのだ。この場合、もちろん音は挿入したイヤホン側から出る。つまり、延長ケーブルとして使うことができるのである!
ま、それが実際どんな場合に役立つかというのはわからないが、100円でここまで様々な事態に対応できるということは覚えておいても良さそうである。