仙台の小学生と東京の西町インターナショナルスクールの生徒によるドキュメンタリービデオ制作の授業では、遠隔地でも共同作業できるネットワークにアクセスしてファイルを共有する、コミュニケーションツールにブログを用いるなど、ICTをフル活用して社会人顔負けの作業スタイルが構築されていた。
また、言語への壁を低くする狙いも見て取れる。日本語で語られる内容を、西町インターナショナルスクールの生徒が英訳して字幕を作成するなど、これから加速するグローバル化を見据えた施策が盛り込まれていた。
仙台の小学生と東京のインターナショナルスクールの生徒が、共同で1つの作品を制作。総仕上げとなる今回の授業では、非常に打ち解け合った姿で作業にあたっていた |
真剣な眼差しで作業する児童。Chromebookをテキパキと扱うその姿が印象的だった |
いざプレゼン
昼食を挟み、いよいよ学習の成果を発表し合うプレゼンテーションだ。登壇が近い児童はソワソワ落ち着かない様子であったが、いざプレゼンが始まると、自分たちが学んだことや考えた未来の姿を堂々と発表していた。こういった「大勢の人の前で発言する経験」は、彼らの今後に大いに役立つはずだ。
また、ドキュメンタリービデオを制作したモデル授業の発表においては、児童が取材を重ねたスマトラトラ「ケアヒ」を日本へ送り出してくれたホノルル動物園に対して、インターネットを介して学習の成果を披露した。