1日10回は起動した超ヘビーユーズiPhoneアプリ - 海上忍編

ONKYO HF Player

iOSには「ミュージック」というサウンドプレイヤーアプリが標準装備されている。iTunes Matchのストリーミング再生に対応するのはこのアプリだけだが、プレイリストに登録した曲などよく聴く曲はダウンロードしてしまうため、他のアプリでも聴ける。それに、ヘッドホンをiPhoneに直挿しして聴くことはあまりない。ポータブルアンプを接続し、ハイレゾ対応のアプリで聴くことがほとんどだ。

筆者がよく使うアプリは、オーディオメーカーのオンキヨーが配布する「HF Player」。オーディオCD(44.1kHz/16bit)を上回る情報量の音源、たとえば96kHz/24bitのFLACファイルや、5.6MHzのDSDファイルを再生、接続したポータブルアンプにデジタル出力できるのだ。iPhone/iPadがハイレゾ再生機に早変わりするわけで、好きな曲をできるだけいい音で楽しみたい筆者にとっては欠かせないアプリとなっている。ハイレゾ音源は容量が大きく、かなりのディスクスペースを消費してしまうのが悩みどころか。

他にもハイレゾ再生をうたうアプリはあるが、オーディオメーカーのアプリとして、iPadカメラコネクションキットのサポートを公式に表明しているものは少ない。その安心感もあるし、追加コストがアドオン(1000円)のみというのもうれしい。「ミュージック」で聴く曲(非ハイレゾ音源)を再生するぶんには無料なので、これからハイレゾに手を出そうという向きは使い勝手を先に試しておくこともできる。