液晶チェック時の落とし穴
次にチェックするのは、液晶の"色味"や"ピッチ"だ。必ずブラウザなどを表示して、文字が見やすいかどうかをチェックしよう。また、液晶が"黄色っぽい""青っぽい""赤っぽい"といった偏った色味になっていないことも確認しよう。
ただし、だ。購入した端末と展示されている端末で同じような色味であるかどうかまでは確定できない。"え? じゃあなんで展示してるのさ?"って話なんだけど、まぁこれはで厳密にいえばという話で……。
例えば、小生所有の「Xperia Z1 f SO-02F」という端末は、液晶パネルの供給元として「JDI」と「AUO」という2社が関わっているとされている。展示端末が「JDI」の液晶パネルを使っていて、小生が購入した端末は「AUO」製というのはあり得ることなのだ。しかも、壊れているわけでもないから、当然交換はできない……ハズ。
ファイラーアプリを使ってシステム情報を確認することで、製造メーカーをチェックできるが、ベンチマーク(デバイス情報表示対応)などのアプリを使うとより簡単に調べられる。ただし、端末によっては情報にアクセスできないことも……。Xperia Z1 f SO-02Fでは、ストレージ情報にはアクセスできてもパネルメーカーはチェックできなくなっていた(初期端末でアップデートしていなければ確認可能) |
パネルの製造メーカーと同じように、メモリ(ストレージ)も複数のメーカーから供給されていることが多い。Xperia Z1 f SO-02Fなら、「東芝」と「サムスン」だ。従って、組み合わせ的には「JDI&東芝」「JDI&サムスン」「AUO&東芝」「AUO&サムスン」の4パターンがあるわけだ。まぁ、4パターンあっても選べないわけですが。