高機能と戦略的な価格で台風の目に

続いて営業本部の青鹿行男氏からは、販売戦略について説明がなされた。

「OCEANUSは現在、累計出荷数量で50万本を突破。この10年間で売り上げは3倍に伸びました。その要因のひとつは、百貨店様や専門店様を中心とした販売が好調だったことです。OCW-G1000も店頭での先行予約キャンペーンや予約キャンペーンを実施、各種メディアでの広告のほか、海外出張などをされるビジネスマンを意識して、空港など交通機関への広告展開を実施していきます」(青鹿氏)

カシオ計算機 営業本部 青鹿行男氏

OCEANUSの売り上げは、発売当初から3倍に増加した

OCEANUSは百貨店、時計専門店での売り上げが増加傾向にある

百貨店の時計サロンもOCEANUSの販売に力を入れている

店頭では、OCW-G1000の先行予約受付も開始

ビジネスマンを意識して、空港などをはじめ、交通機関への広告展開も積極的に行うという

プレミアムチケット必死!? - OCEANUS 10周年杵パーティー「KING OF BLUE」

さらに来年(2015年)2月8日には、OCEANUS誕生から10周年を記念して、「KING OF BLUE」というタイトルで大々的にパーティーを開催予定。各界の著名ゲストを迎え、音楽を中心とした大人の時間をOCEANUSユーザーの方々に楽しんでいただきたいと語った。

来年(2015年)2月8日には、OCEANUS10周年を記念して「KING OF BLUE」というタイトルで大々的にパーティーを開催予定

なお、増田氏によれば、OCW-G1000のGPSモジュールは、G-SHOCK GPW-1000のGPSモジュールがベースとのこと。GPW-1000の開発段階で、OCEANUSへの搭載を視野に入れていたという。順番としてG-SHOCKが先に発売された理由は、「ブランド特性上、販売が伸びる時期に違いがあり、G-SHOCKは夏に強く、OCEANUSは年末に強いのが理由」ということだった。

GPW-1000とOCW-G1000は、GPSモジュールの基本部分を共通化できるよう開発が進められていた

また、海外展開については、OCW-G1000は日本国内をメインの市場に据えており、EQB-500は海外展開も強く意識しているとのこと。OCW-G1000の20万円~、EQB-500の4万円~(ともに税別)という価格設定は、そのような事情も考慮した戦略的価格設定だという。

「OCW-G1000とEQB-500は、カシオがエレクトロニクス技術を結集し、自信を持って発売する製品です。自信があります!」と、開発陣の思いを熱く語る小島氏。ワールドタイム取得機能を持つメタルウオッチの競争激化が予想されるこの秋、OCW-G1000とEQB-500ともに、強力な台風の目になりそうだ。