最後はカメラとその他の機能についてみていこう。

機種名 iPhone 6 Plus iPhone 6 iPhone 5s
メインカメラ画素数 800万画素(新しいiSightカメラ) 800万画素(新しいiSightカメラ) 800万画素
インカメラ画素数 120万画素 120万画素 120万画素
F値 2.2 2.2 2.2
光学手ぶれ補正 × ×
ビデオ撮影 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) 1080p HDビデオ撮影(30fps)
スローモーションビデオ 120fpsまたは240fps 120fpsまたは240fps 120fps
ビデオ手ぶれ補正 ○(映画レベル) ○(映画レベル)
連続オートフォーカス ×
カラーバリエーション シルバー/ゴールド/スペースグレイ シルバー/ゴールド/スペースグレイ シルバー/ゴールド/スペースグレイ
Apple Pay ×
VoLTE ?
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
NFC ×
気圧計 ×

カメラ機能については、画素数やレンズの明るさを示すF値こそスペックアップしていないものの、機能面で強化。「顔検出」機能が強化されたほか、インカメラでも「バーストモード」が使えるようになっている。動画撮影もフレームレートがアップし、より滑らかな動画の撮影が可能になる。

また、通信面でも大きな進化を遂げている。iPhone 6とiPhone 6 Plusが高音質通話が可能なVoLTEに対応した。iPhone 5s自体も、内蔵チップはVoLTEにすでに対応しているとの話もあるが、対応については不明だ。また、Wi-FiがiPhone 6およびiPhone 6 Plusがacに対応した。acは5GHz帯の電波を使って、最大およそ7Gbps近くまでの高速通信が可能になる仕様となっている。また、iPhone 6およびiPhone 6 PlusがNFCに対応したことも見逃せない。NFCに対応し、Appleの決済サービス「Apple Pay」が利用可能になる。

スペック面だけで考えると、ディスプレイサイズが変わったことで、それに伴い、使い勝手が大きく変わりそうだ。表示領域が増えた分、ウェブサイトの表示、電子書籍などの閲覧性が高まる。その反面、重量が増し、携行性は落ちてしまう。そのほか、NFC対応が可能になる、VoLTEに対応するなど、新機能も複数追加されることも魅力だろう。さらに細かく見ていくと、使いどころには困りそうだが、気圧計としても利用可能になる。大きく進化したiPhone新モデルに期待したい。

両機種ともに2014年9月19日の発売予定だ。