端末のサイズを小型化するために、小型のフルHD対応パネルというのは個人的に欲しいものの、網膜的な話をすれば最適解が300~400ppiといわれているので(個人差もあるだろうし、正確なところはいえない)、これがなかなか難しい。
「ppi」というのは、「pixel per inch」の略で、1インチ(2.54cm)あたりのピクセル数を表す。詳細な計算方法は、ここでは省くが、iPhone 5sのppiは326である。
で、何をいいたいかというと、「iPhone 5s」は300~450ppiの範囲内なので、問題ないですよと。そういうわけです。
で、例えばフルHDの4型パネルなんていうものがあったとすると、ppiは550.75なので不要なくらい高スペック密度となるわけだ。そんなもん、メーカーさんはやりませんって。意味ないですもの。いやいや、例えば研究的な意味合いではやっているのかもしれないけど……どうなんでしょうね。
そういえば似たような話にプリント解像度ってモノがありますな。L判印刷に必要な解像度は200万画素程度。それ以上は無駄な分けです。だけど、カメラの解像度は……といった具合。まぁケースバイケースなんでしょうね。
ぐだぐだ書いてきたけれど、メーカーさんは無理のない密度のパネルを作っているわけで、そういう意味では、フルHD対応iPhoneってのは画面サイズも大きくなるのは仕方がないって結論になるのですハイ。
で、フルHDiPhoneが登場したとして、そのメリットはなんといっても"撮影したフルHD映像・写真がそのまま表示できる"や"動画配信コンテンツなどのフルHD画質をそのまま楽しめる"といったことになり、さらには拡大してもキレイということになる。
「Xperia Z2 SO-03F」のサイトにあったフルHDを凌駕する「4K」の説明。つまり、SDよりもHD、HDよりもフルHD、フルHDよりも4Kのほうが細かく、拡大してもキレイである……そんな感じですハイ |
逆にデメリットは端末サイズが大きくなるといったところかな? 使いはじめてみれば、どちらもゴロゴロと出てくるだろうけど、机上の空論的な話をするとこんな感じ。いやはや、担当の戯れ言のせいで、すんげー長い話になってしまった。
まぁ、こんな風にあれこれ話すのも、新型iPhoneの発売直前だからこそ。まさに風物詩なんでしょうなぁ。