志尊:ああ、それもありますね。
佐野:有名なスターの方が、僕たちライダーや戦隊のことを知ってくれているのがすごい。「鎧武だ、鎧武だ」って、お父さんが子どもに説明してたりして。
志尊:今回の『鎧武』映画にゲスト出演されている、片岡愛之助さんにも、以前にお会いしました。
佐野:えっ、愛之助さんに!?
志尊:まだ、映画のゲストに入られる前だったんですけれど、「君、トッキュウジャーやろ?」って、気さくに話しかけてくださったんです。2人で写真を撮ったり、とてもよくしてくださいました。
佐野:ええっ! そういえば、僕は愛之助さんと共演したのに、一緒に写真撮ってない!!
志尊:他にも、小さいお子さんをお持ちの方々は、トッキュウジャーや鎧武が好きなんですね。うれしいことです。
――『鎧武』では、ドラマやCMでも大人気の歌舞伎役者・片岡愛之助さんが仮面ライダーマルスことコウガネ役で出演しているというのも、大きな話題ですね。
佐野:とても気さくな方で、スタッフさんたちとのコミュニケーションもすごくうまくいっていて。お芝居の方はそれはもう、迫力がすごい。出てこられるだけで画面が締まるというか。僕らなんか、空気がピリッとしました。もう、愛之助さんの芝居をカメラ横のモニターでずっと拝見させていただいてました。
――さらに『鎧武』の目玉といえば、アーマードライダー勢ぞろいで繰り広げるクライマックスのサッカーシーンですね。おりしも今年はワールドカップイヤーで世界中が盛り上がっていますが、お2人はサッカーお好きですか?
志尊:はい。ワールドカップの中継も観てますよ(笑)。
佐野:僕もバリバリ観てる! サッカーを軽くやっていたんで、映画冒頭でのサッカーシーンは楽しかったですよ。
――映画の撮影は、テレビと並行して行われたのでしょうか。スケジュールの面で大変だったでしょう。
佐野:おっしゃるとおり同時進行でした。気を張っていないと、今どっち撮ってるんだっけ? と混乱することもあります。
志尊:テレビの撮影をやってから、次は映画ってこともありますしね。
佐野:テレビの『鎧武』は、お話がいよいよ佳境に入ってきてシリアスな展開なんですが、映画では最初、みんなでサッカーやって盛り上がったりしてますよね。そこはちゃんと割り切って演じました。でも、テレビともつながっている話だったりして、演じていてやりやすかったですよ。
――『トッキュウジャー』の方は、宇宙を走るギャラクシーラインが登場して、スケール感がアップしました。志尊さんはゲストのレディ役・福原遥さんと一緒にいるシーンが多かったですね。
志尊:僕は、映画では遥ちゃんとのツーショットしかなかった? ってくらい、トッキュウジャーのみんなとは別で撮影していましたね。