- BLE Peripheral Mode
Androidではバージョン4.3以降のJelly BeanとKitKatでBluetooth Low Energy (BLE)を正式サポートしたが、この時点では「Central Mode」と呼ばれる、いわゆるUSBにおける「ホストモード」のみのサポートにとどまっており、「Peripheral Mode」と呼ばれる周辺機器側が利用するBLEのモードを備えていなかった。これにより、Androidデバイスそのものを例えば「万歩計」として利用して他のデバイスにデータを送信するなど、接続先デバイスの幅を広げることが可能になる。
- マルチネットワーク対応
従来までのネットワーク接続の仕組みでは、Android本体が接続したWi-Fi等のネットワークを介してのみデータ通信を行う形だったが、特定のアプリが目的に応じてスキャンを行って特定のネットワークに再接続してデータ通信できるようになる。これは作業に応じて課金ネットワークを避けたり、あるいは品質を優先して接続先ネットワークを選ぶなど、より柔軟性い運用が可能になる。
- Advanced Camera API
新しく用意されたカメラ用APIでは、対応デバイスによってYUVの非圧縮データを直接イメージセンサからアプリへと吸い上げられるようになるなど、よりRAWに近いデータを取得できたり、あるいはカメラモジュールの細かいパラメータを制御したりと、よりプロフェッショナル用途でのアプリ活用が可能になる。
ゲーム開発者向けの新機能
OpenGL ES 3.1サポートのほか、OpenGL ES向けのAndroid Extension Pack (AEP)、テッセレーション、ジオメトリシェーダ、ASTCテクスチャ圧縮等の機能が利用できる。