このまま進化すればロボット化も必至? 注目のフライングトイ

最近ロボット業界でも注目を集めているクアッドコプターや、フライングカメラ機能を持ったラジコンも複数のメーカーから出展されていた。特にクアッドコプターは制御基板自体をフレームに使うことで世界最小サイズが低価格で実現しており、いずれプログラミング可能なものも登場するのでは? 昨年、大量のクアッドコプター編隊が街中を舞うレクサスの海外版CM「Amazing In Motion - SWARM」が話題になったが、近いことが個人でも手軽にできるようになれば相当人気が出そうだ。

CCPの空撮ヘリ「TV-FALCON vol.2」。コントローラ上のモニタでヘリが撮影した動画を見ながら操縦でき、SDカードに録画も可能。1万6,800円

童友社の世界最小級4chマルチコプター「NANOスパイダー」。5,980円

プリント基板自体をモーター支持のためのフレームにすることで小型化している。基板上には開発元「HUBSAN」のロゴが

こちらも世界最小級、京商エッグの4chマルチコプター「QuatroX(クアトロックス)」。6月下旬発売の新製品で5,980円

京商エッグ「QuatroX EYE」。動画100万画素、静止画200万画素の空撮可能なカメラ付き。8月上旬発売予定で1万5,800円

妖精が落ちないように手のひらで操作(?)する「フラッターバイフェアリー」。すでに世界で100万個以上を売り上げたとか。アガツマから8月発売予定。5,000円

最後に…ヒットの連鎖による今後のロボットトイ充実に期待!

さて、ここまでざっと「東京おもちゃショー2014」のロボットトイをレポートしてきたが、いかがだっただろうか。ロボットを "題材とした" 玩具ならいくらでもあったのだが、自律動作可能なものとなると、やはりさほど多くはない…というのが現状のようだ。たとえば最大のブース面積を展開したバンダイでも、ガンプラ、超合金などロボットものは豊富なのだが、2012年に発売したiPhoneが顔になるイヌ型ペットロボット「スマートペット」のような製品は特に見受けられなかった。

ともあれ、ロボットトイは、特に知識のない人でも手軽にロボットと触れあうことができ、興味を持つきっかけになる、という点で大いに意義があるハズだ。今回のタカラトミーやセガトイズの新製品がヒットし、このジャンルが充実することに期待したい。

バンダイブースにて、動かないけどオマケ。話題騒然、賛否両論?の超合金40周年記念アイテム。「太陽の塔のロボ」と「SFロボット 藤子・F・不二雄キャラクターズ」

バンダイの「1/1 R2-D2 TENTATIVE」は実物大の超立体(?)パネル。近づくと劇中でお馴染みのセリフを話すというコンセプトモデル

コンビの「英語でおしゃべり ちょうだいなくん」。動き回りながら、口にボールを入れるとしゃべるシンプルな仕組みでロボットというほどではないが、アリかも?と思わされた一品。8月中旬発売、5,000円