定番路線の豊富なラインアップ、電動玩具の老舗イワヤ

大正12年から動く玩具を作り続け、昨年90周年を迎えたという老舗のイワヤは、コンスタントに電動ぬいぐるみを販売。今年のおもちゃショーにも、単純なものから複数のセンサを搭載したものまで様々なシリーズを出展していた。

ラインアップの中でもっとも高機能なのは「コミュニケーションペットシリーズ」。2012年に発売された「こっちにおいで 愛犬ふくちゃん」(1万5,000円)は四足歩行が可能で、光センサ、音センサ等の反応により、しゃべったり歌ったり動いたり。しゃべる言葉は付属のリモコンにより犬語、東京風、関西風の切り替えが可能だ。

高機能なコミュニケーションペットシリーズの「こっちにおいで 愛犬ふくちゃん」(右上と左下)。四足歩行が可能で、リモコン付き

同シリーズで2008年から発売されている「じかんぴったり おしゃべり柴二郎」(1万2,800円)。歩行機能はないが、電波時計とカレンダー機能、180種以上の人間語を搭載

国産のブロック型ロボキット、アーテック「ロボティスト」シリーズ

ブロックをベースとしたロボットキットではレゴの「マインドストーム」が教育用途を中心に普及しているが、教材メーカーのアーテックは国産の新たなブロックロボ「Artecブロック/ロボティスト」を発売。今回のおもちゃショーにも出展していた。

これまでの一般的なブロック玩具は、基本的なキューブなら突起の出ている方向にしか組むことができなかったが、Artecのキューブは6面どの方向からでもOKで、自由な組み方が可能となっている。

この自由度の高いブロックに、「Arduino」をベースにロボット学習に特化させた制御ボード「Studino(スタディーノ)」を組み込むことで、思い通りの形を作って動かすことができる。さらに、サーボ、DCモーター、音センサ、光センサ、タッチセンサ、加速度センサ、赤外線フォトリフレクタなど豊富なサポートパーツが用意されており、公式サイトから無料でダウンロードできるStudino対応ソフトで様々な動作をプログラミング可能だ。

「Studino」と光センサ、移動可能なロボットが作れる最小限のパーツをセットにした「PCプログラミングロボ」が3,620円。ロボット作りの入門セット「Basic」が2万7,950円。車型から二足歩行型への自動変形ロボが作れる「Transforming Robot」が2万3,400円。どちらの作例も作れる「Advanced」が3万9,000円。他にもいろいろなセットが用意されている。

アーテックの「ロボティスト」シリーズ

初心者向けの「ロボティスト キッズ」シリーズ

初心者向けから上級者向けまで様々なセットが用意されている

「ロボティスト」シリーズの展示パネル。センサなどのパーツ類も豊富だ

「Studino」対応ソフトウェアのブロックプログラミング画面

「ロボティスト」の作例のひとつ「二足歩行ロボ」の歩行の様子

俊敏な動きを見せる「四足ダンスロボ」

ロボティストキッズ「バリューパック」の作例「恐竜ロボ」?