アクセス速度については十分な結果となったが、この容量で実際どれだけのコンテンツを保存できるのか気になるところ。そこで写真や動画、アプリを保存して、どれだけの容量を消費するのかを調べてみた。

Xperia ZL2 SOL25のカメラ機能で屋内外の写真を20枚ほど撮影してみたところ、およそ63.6MBの容量が消費された。写真の解像度は3840×2160ドットで画素数は829万画素だ。この結果から写真1枚あたりの平均ファイルサイズが3.18MBであるとすると、ウルトラプラスmicroSDXC 128GBには、実に「38,319枚」の写真を保存できることになる。

次にフルHDの動画を撮影してみた。2分で256MB(MP4形式、ビットレート17,541kbps、29フレーム/秒)という結果だった。撮影内容によって容量は変化するものの、1分あたり128MBだとすると、128GBで952分、つまり15時間52分ほど撮影できる計算だ。ちなみに、フルHDの動画撮影を何度か試してみたが、途中で撮影が停止するような場面はなかったため、書き込み速度については問題ないと思われる。

Xperia ZL2 SOL25は4K動画を撮影できるので、同様に調べてみたところ、1分の4K動画でファイルサイズは387MBだった。128GBの容量をフルに使うとすると、トータルで314分、つまり5時間14分の4K動画を記録できることになる。4K動画撮影時についても、書き込み遅延なく正常に記録することができた。

ウルトラプラスmicroSDXC 128GBに記録可能な写真や動画のボリューム
ファイル種類 ファイルサイズ平均 最大記録枚数/時間
写真(830万画素) 1枚あたり3.18MB 38,319枚
動画(フルHD) 1分あたり128MB 15時間52分
動画(4K) 1分あたり387MB 5時間14分

最後にアプリについて見てみよう。いくつかのゲームやアプリをインストールしたり、クラウドとのデータ同期を行なったところ、以下のような結果だった。

ウルトラプラスmicroSDXC 128GBに保存したアプリの容量
ゲーム系
パズル&ドラゴンズ 556MB(データ更新済み)
ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト 339MB(データ更新済み)
ファンタシースターオンライン2 es 310MB(データ更新済み)
クラウド系
Dropbox 99.63MB(データ同期済み)
Evernote 56.66MB(データ同期済み)
ユーティリティ系
AdobeReader 14.48MB
Kindle(電子書籍をダウンロード済み) 260MB
COOKPAD 8.27MB

8本のアプリをインストールして、合計16,44MB(1.6GB)だった。容量の大きいゲーム系アプリを複数インストールしても、まったく問題ない結果だ。アプリの種類や同期するデータによって容量は変わってくるが、この調子なら大規模タイプのアプリを大量にインストールしても容量不足に陥ることはないだろう(むしろ128GBをアプリで埋めるほうが大変かもしれない)。

なおデータが増えるとファイルの管理も煩雑になってくるが、SDカード向けのユーティリティとしてサンディスクからAndroid向けファイル管理アプリ「SanDisk Memory Zone」が提供されている。ファイルの閲覧や整理、バックアップなどが行なえるほか、古い写真や動画をmicroSDカードへ自動的に移動することも可能だ。

容量が増えれば楽しさも広がる!

スマートフォンやタブレットの高性能化に伴い、扱うデータのファイルサイズも大きくなってきている。特に、最新の4K動画対応端末では、撮影した4K動画のファイルサイズがかなり大きくなるため、あっという間にストレージ容量を消費してしまうはずだ。ストレージの容量不足が原因で、写真や動画、アプリの利用を制限されるのは残念極まりない。

そんなときにこそ、ウルトラプラスmicroSDXC 128GBの出番。4K動画をバンバン撮りためられるのはもちろん、写真を大量に撮ったり、アプリを大量にインストールしたり、音楽を高音質なハイレゾ音源(容量が大きい)で楽しんだり。地デジチューナ内蔵の端末なら、フルセグでも大量の番組を録画可能だ。スマートフォンやタブレットを存分に使い倒すなら、大容量のウルトラプラスmicroSDXC 128GBは強力なストレージとなってくれるだろう。