次に、ウルトラプラスmicroSDXC 128GBの検証結果について紹介しよう。UHS-IおよびUSB 3.0対応のカードリーダーを使ってPCからアクセス速度を計測したところ、シーケンシャルライトで47.23MB/秒、シーケンシャルライトで15.09MB/秒という結果だった。512KBのランダムリードでも43.55MB/秒と、メーカーの公表値よりも高速なスコアが出ている。

「CrystalDiskMark 3.0.3 x64」によるウルトラプラスmicroSDXC 128GBのアクセス速度結果

検証に使用したマシンは、エプソンダイレクトのノートPC「Endeavor NJ5500E」で、主なスペックがCPUがIntel Core i7-2670QM(2.20GHz)、メモリが8GB(標準搭載の4GBから換装)、OSがWindows 8.1 Update 64bit(購入時はWindows 7 Home Premium 64bit)だ。

続いて、スマートフォンの検証結果について。最新モデルであるソニーの「Xperia ZL2 SOL25」に、今回のウルトラプラスmicroSDXC 128GBをセットしてみたところ、正常に認識された。読み書きも問題なく、128GBのmicroSDXCに対応しているスマートフォン/タブレットなら、まず問題なく利用できるだろう。ただし、64GBまでメディアしか対応していない製品だと、ウルトラプラスmicroSDXC 128GBを認識できないこともあるので注意したい。

128GBのmicroSDXCに対応するスマートフォン「Xperia ZL2 SOL25」では、ウルトラプラスmicroSDXC 128GBが正常に認識された

端末内のデータを一括で転送すれば、大事な写真や動画のバックアップにも役立つ

SDカードベンチマークアプリ「A1 SD Bench」を使ってみたところ、読み込みで40.39/秒、書き込みで15.53MB/秒という結果だった。上述したPCでのベンチマークより少し遅いが、それでも公称の転送速度である40MB/秒を超えている。UHS-Iに対応している機器なら、読み込みでおよそ40MB/秒、書き込みで15MB/秒と考えていいだろう。現状ではより高速なメモリカードはあるものの、この速度でも十分実用的に使えるはずだ。

Xperia ZL2 SOL25にウルトラプラスmicroSDXC 128GBをセットした状態で、SDカードベンチマークアプリ「A1 SD Bench」を実行。読み込みで40MB/秒超という結果となった