そんな同社は、2016年までの新規参入市場として「モバイル」「生活(生活/医療/高齢者)」「生産」の3つの領域を掲げており、現在はモバイル事業を推し進めているところである。

3つの分野に進出するフリービット

まず、「B2B2B/C」(会員を持つ事業者)に向けては、現在MVNEとしてMVNO事業者に提供している「YourNet MOBILE」をいち早く用意したことを強調し、今後は音声SIMサービスにも対応を開始する予定であることを明かした。

ちなみにMVNEとは、いわゆる「格安スマホ」を提供するMVNO事業者を支援する事業者のこと。フリービットの「YourNet MOBILE」は、回線の他、クラウド環境、ユーザーサポート、スマホアプリ開発・配信のためのミドルウェアや端末をパッケージにして提供するサービスである。現在はDTIの他、「U-mobile」「グローバルWiFi」などで採用されている。

同社が進めるもう一つのモバイル事業の柱は、一般ユーザー向けのMVNO「フリービットモバイル」だ。格安スマホという言葉が流行の兆しを見せ始めた2013年11月にサービスを開始し、現在まで順調に会員数を伸ばしているという。