WWDCのステージのデモでは、メッセージへの返信のように文字入力を行うものから、Facebookのようにいいねやシェアなどのボタン操作のみの動作まで、いくつかのパターンを披露していた。またホーム画面からもスワイプでアクションを起こせるようになっており、プッシュ通知からアクションを促すことができるようになる。

また、画面上部から下へスワイプして表示させる通知センターで、筆者もイマイチ活用し切れていなかった「Today」(今日)タブもカスタマイズ可能になった。現在はカレンダーや株価、天気が表示されているが、このほかのアプリもウィジェットとして追加することができるようになった。

通知センターの「今日」タブにアプリの機能を切り出した「ウィジェット」を追加することができるようになった

カスタマイズは既存の表示を日表示にすることができるため、サードパーティ製の天気アプリやカレンダーアプリをAppleが用意したものの代わりに表示させることもできる。あるいは、Evernoteですぐにノートを作成するためのショートカットにも良さそうだ。

ロック画面からもこれらの情報にアクセスすることができる点で、活用方法が広がっていきそうだ。

かゆいところに手が届くアプリ連携機能

筆者はiPhoneやiPadでニュースやウェブサイトを読むことが多い。その際に、クリッピングしておきたくなる記事があると、自分の記録用もかねてソーシャルメディアにポストするようにしている。その際に、Buffarというサービスで、複数のソーシャルメディアへの投稿を行っているが、Safariで見ていた記事をBufferに投稿する際は、URLをコピーしてBuffarアプリを開き、ペーストして投稿していた。

あるいはメモしておきたいインフォグラフィックを見つけた際は、Safariに設定しておいたブックマークレットをタップし、開いた別のタブから編集して投稿しなければならない。Tumblrアプリがインストールされていても、だ。原始的なURLのコピペを使わなければならないなんて、と常々思っていた。