プロジェクタ内蔵のNUCケースも
SilverStoneのブースで注目を集めていたのは巨大ケース「TJ12」。大きさはなんと、469(W)×681(H)×469(D)mmもあり、アルミ製のフロントパネルを持つだけでも結構大変なほど。ドライブベイは、5インチ×2、3.5インチ×4、2.5インチ×4と、大きさの割に拡張性はそれほどでもないが、重視したの冷却性能だ。
TJ12は同社得意の煙突構造になっており、ボトム側の18cmファン×4で吸気し、トップ側から排気する。面白いのは、ボトム側のフレームに、12cmファンの取り付け場所が3×3=9カ所用意されていること。この場所に、水冷のラジエータを自由にレイアウトして配置することができるわけだ。
ところでこのTJ12、今とは全く形が異なるものの、3年前のCOMPUTEXでも同名のケースが出展されていた。3年後にまたガラッと変わって登場するのか、あるいはついに発売されることになるのか、ちょっと気になるところ。
また「DS260」は、ボトム側に18cmファンが内蔵された、煙突構造のMini-ITXケース。ドライブベイは2.5インチ×8のみで、5インチや3.5インチはないというかなり割り切った仕様になっている。そのうちの6つは、SAS/SATAホットスワップ対応で、トップ側から交換可能という点もユニーク。
NUC向けでは、「PT18」「PT19」「PT20」といった新製品が登場する。いずれもHaswellバージョンのNUCに対応しており、PT18はファンレスのスリムタイプ、PT19はプロジェクタ内蔵モデル、PT20は標準的なモデルとなる。今年Q4の発売予定。