空冷/水冷で電源の位置を変更

Lian Liのブースで面白かったのは、XL-ATXマザーボードにも対応する大型のオープンエアケース「PC-T80」だ。このPC-T80は3階建てになっていて、下段にHDD×6と電源、中段にマザーボード、上段にファンやラジエータを搭載できるのだが、ユニークなのは上段と中段を入れ替えられる点。マザーボードを上段にすれば、メンテナンスしやすくなる。

オープンエアケースとしてはかなり大きいが、取っ手もついている

側面のネジを緩めると、上段と中段は簡単に外すことができる

マザーボードが上段に来ると、メンテナンス性はアップ

ファンが近くになるので、HDDの冷却にも良いかも

「PC-D666」は、デュアルシステム用の大型ケースだ。サイズは381(W)×580(H)×510(D)mmと、普通のケースの2個分といった感じになるが、左半分にE-ATX(メイン)、右半分にマイクロATX(サブ)のシステムを格納できる。両サイドにアクリル窓があり、内部を見せることが可能。

左半分にE-ATX、右半分にマイクロATXのマザーボードを格納できる

マイクロATX側は倒立になっている。電源はそれぞれ搭載する

5インチベイと3.5インチベイはマイクロATX側に入っている

E-ATX側の内部はスッキリ。冷却性能は非常に良さそうだ

また「PC-8EB」と「PC-A41B」は、電源の位置を変えられるというケース。普通にトップ側に搭載するほか、サイドパネル側に置くことも可能だ。ちょっと変則的だが、サイド側を選択した場合、トップ側の空間が丸々空くので、大きなラジエータを設置できるようになる。CPUクーラーの高さに制約が生じるものの、水冷なら問題ないだろう。

右が「PC-8EB」で左が「PC-A41B」。見た目は普通のタワーケースだが…

どちらのケースも、電源の設置場所を選択できるようになっている

PC-8EBはATX用、PC-A41BはマイクロATX用となる。ともに今月中の発売予定だ。