小学校での授業に備えて動画と歌で英語に親しむ
娘が漢字の次に興味を示したのは、やはり英会話アニメの「リトル・チャロNY編」だ。1話5分程度のエピソードが50話収録されており、ボリューム感は満点。片っ端から観ているあいだに使い方もマスターしたようで、教えてもいないのに聞き逃した部分の巻き戻しや早送りを行っていた。画面を拡大しても全画面で表示されないため、「もう少し大きければいいのに」とのたまうあたり、子供の応用力にはスゴイものを感じる。
2008年にNHKで放映された英会話学習向けアニメ「リトル・チャロNY編」。発売中のDVDと同様、10本ずつのエピソードが5つの章に分けられている(写真左)。各エピソードはサムネイルで表示され、視聴したものには「済」のアイコンが表示される(写真中)。日本語字幕の表示スピードもゆっくりで、小学2年生の娘でも字幕を追いながら視聴できていた(写真右) |
もう1つの英語教材「キクタンキッズ」についても見てみよう。この教材の特徴は、リズミカルな音楽に合わせて英単語の意味や発音を覚えられる、「チャンツ」という英語学習法を取り入れている点。難易度の異なる「初級編」「中級編」「上級編」の3種類が用意されており、合計で1,000語以上の基本的な英単語を学ぶことが可能だ。上級編でも「children(子供たち)」や「wrist(手首)」といったレベルなので、大人にとってはそう難しくなく、子供と一緒に楽しめるだろう。
音楽に合わせて英単語を学べる「チャンツ」を取り入れた「キクタンキッズ」シリーズ(写真左)。各コンテンツにはさまざまなジャンルの英単語が350語ほど収録され、1日10語ずつ覚えていくシステムだ(写真右) |
実際に聞いてみると音楽のノリがよく、これなら楽しく英単語を学べる気がする。しかし娘に「歌ってみてよ」と促してみたところ、少々恥ずかしいらしく残念ながら歌ってくれなかった。もしかしたら親がいなければ歌うのかもしれないが、それよりも親が率先して歌い子供と一緒に楽しむことが重要だろう。
現在の小学校教育では、小学5~6年生で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化されており、今後も授業内容が見直される可能性が高い。学校の勉強だけでなく将来を考えても、低学年のうちから英語に親しんでおくことは重要だろう。「まず何から?」と悩んでいるなら、XD-SU2000で英語学習を始めてみるのも1つの手だ。また、XD-SU2000に収録された英語系の辞典はイラストを多用しているため、子供が興味を持ちやすい。言い方は悪いが、イラストにつられて色々な語句を自然に次々と調べていけるようになっている。