液晶ディスプレイは5.3型とサイズが大きいため、タッチで操作しやすく、さらに文字が大きくて読みやすい。XD-SU2000では子供でも使えるように、すべての漢字にルビが振られているのがポイント(老眼が始まりつつある筆者でも問題なくルビを読むことができた)。説明も簡潔で分かりやすい。

画面サイズが5.3型と大きいので、文字のルビも難なく読める。画面右端のクイックパレットもかな文字で表記されているため、機能が分かりやすい

書き方が分からない漢字は、キーボードからのキー入力で検索できる。キー配列は、小学校で習う「五十音表」に準じた「あいうえお」順だ。PCで一般的なQWERTY配列より文字を探しやすく、学校と同じ「あいうえお」順なので子供が戸惑わない。この点と、すべてのキーやボタンがかな文字で表記されている点は良い配慮だ。

キーが「あいうえお」順に並んだキーボード(写真左)。学校で使う教材と同じ並び順なので、子供でもキーを探すことなくスラスラと入力できる(写真右)

漢字辞典から読み方を入力したあと、候補の中から目的の漢字を選択(写真左)。漢字の部首や画数なども調べられる(写真右)

学校の授業では漢字の書き順も重要だ。XD-SU2000に収録されている国語コンテンツの1つ「1006字の正しい書き方」を使えば、親でも忘れがちな正しい書き順を学べる。また、ことわざ辞典や類語辞典は大人でも役に立つ場面があるだろう。

漢字の書き順を開設する「1006字の正しい書き方」。学年を選んだあと、調べたい漢字を選択する(写真左)。点や線の向きなど、漢字を書く際の注意点も学ぶことが可能だ(写真右)

ことわざの意味や類語を学べる「例解学習ことわざ辞典 第二版」(写真左)と、同じ意味の言葉を調べられる「例解学習類語辞典」

国語コンテンツをひと通り楽しんだ娘の感想は「これがあれば、どんな漢字でも読めそう!」「いつも持ち歩けば、読めない漢字があって分かるんだけどなあ。学校にも持って行けたらいいなあ」とのこと。残念ながら娘よ、これは編集部からの借り物なんだ。いやひょっとして、父におねだりしているのか?