デビュー以来、数々のアニメタイアップ曲などを手掛け、昨年10月30日にリリースした2ndフルアルバム「LANDSPACE」では、オリコンCDアルバム週間ランキング第2位(11/11付)を獲得するなど、アニソンシーンに大きな存在感を示す女性アーティスト・LiSAが、8カ月ぶりとなる5thシングル「Rising Hope」を2014年5月7日にリリースした。
2014年1月3日に開催された初の日本武道館ワンマンライブの終了とともに発表された、TVアニメ『魔法科高校の劣等生』とのタイアップ。注目の「Rising Hope」は、これまでLiSAに多数の楽曲を提供している田淵智也氏が作曲を担当し、作詞は田淵氏とLiSAによる共作となっている。2ndフルアルバム「LANDSPACE」でも編曲で携わっている堀江晶太氏のアレンジによって、スピード感とエッジの効いたロックナンバーに仕上がった本作だが、そのリリース直前にLiSA自身が語った5thシングルの魅力を紹介しよう。
LiSAが語る5thシングル「Rising Hope」
――「träumerei」からアルバムを挟んで8カ月ぶりのシングルとなる「Rising Hope」がリリースされます
LiSA「『oath sign』や『crossing field』はアニメに自分を寄り添わせる感じだったのですが、ノンタイアップで自分を100%出せる『best day, best way』を経て、『träumerei』では、タイアップでも自分に近づけることができた。これは『幻影ヲ駆ケル太陽』がオリジナル作品だったこともあるのですが、今回の『Rising Hope』は、その進化形として、LiSA100%+アニメ100%でお届けすることができる作品だと思います」
――「Rising Hope」の作詞はセンパイ(田淵智也氏)との共作ですね
LiSA「曲自体は昨年すでに出来上がっていたのですが、自分の中ではどうしても年明けの武道館が終わってから書きたかった。武道館は私にとってとても意味のある場所だったので、その後に届ける最初のラブレターは自分の手で書きたかったんですよ。それで、武道館が終わった次の日から、ステージで感じた気持ちをそのまま、熱々のまま、歌詞を書き出しました。それで、一度完成させたものをセンパイに渡し、アニメにより寄り添わせるように、アニメの世界観を足してもらったのが今回の歌詞になっています」
――「Rising Hope」というタイトルの意味を教えてください
LiSA「"上っていく希望"という意味です。すごく単純というか、そのままなんですけど(笑)、未来を信じていくという意味での"上っていく希望"です。お互いを信じる気持ち、私とファンのみんなともそうですし、アニメの中だと兄妹の関係もそう。そういう人となら、希望は上っていくばかりだ! そんな感じのタイトルです」
――今回、一部ラップが入っていますよね
LiSA「『LOVER“S”MiLE』の中の『ROCK-mode』でちょっとやってみたときに、『あれ? 大丈夫かも』って思ったんですよ。元々、『山嵐』さんとか『RIP SLYME』さんが好きで、昔よく聴いていたんですけど、『ROCK-mode』でやってみたら意外といけるなと思って(笑)」
――それで今回、あらためてラップに挑んだ感想は?
LiSA「楽しかったです! どうやって歌おうって、歌詞を覚えているときから楽しくて。早く皆さんにも聴いてほしいんですけど、発売まではラップの部分が公開されていないのでちょっと残念です(笑)」
――早くみんなに聴かせたいですか?
LiSA「早く聴いてほしいですし、早くみんなの前で歌いたいです! 掛け合いのところはテンポも速く、これがライブではまると、絶対に楽しいし、すごく気持ちいいと思います。なので、その気持ちよさを早く味わいたいです」
――聴いていると歌いたくなるけど歌えない、みたいな感じの曲ですよね
LiSA「そうですね。でも、それを練習する楽しさみたいなものもあると思うので、ぜひ練習して歌ってみてください(笑)」