超会議といえば毎年建立されるのが「ニコニコ超神社」だ。これは神社に定点カメラを設置し、超会議来場者とニコ生視聴者がコメントを通じてコミュニケーションを図る企画。例年だとそれだけなのだが、今年は2つの扉から入ってきた見知らぬ2人が社内で出会い、一つの扉から一緒に出て行くという「縁結び」企画が行われていた。その後は友だちになって一緒に超会議を回るもよし、そのまま別れるもよしというものだ。出会うといっても、男女とは限らない。男同士のこともあるし、女同士のこともある。しばらく観察していたが、意外と男同士で友情を育むパターンが多かった印象だ。
今回、運営がかなり力を入れて企画したという「超アニメエリア」も大盛況だった。『進撃の巨人』ブースで体験できるのは、アニメにも登場した立体機動装置訓練。6人一組でバランステストを行い、成績優秀者は立体機動装置で宙を舞うことができるのだ。……といっても、要するにトランポリンを使った逆バンジーなのだけど、訓練兵団ジャケットを着て飛び跳ねるのはそれだけで楽しそうではある。取材時、巨人(?)が立体機動装置で跳ぶ場面に遭遇するという幸運もあった。
ニコ動とは何かと縁の深い国「台湾」が、今回初めて独立したブースになった。超会議が開幕するまで、いったい何をするブースなのかよくわからなかったのだが、どうやら台湾で行われているイベントとネットを介して中継をつなぎ、定点カメラで常時コミュニケーションがとれるという企画だったようだ。遠く海を隔てた台湾とこうしてつながれるのだから、いい時代になったものだ。
超会議では毎年行われている「結婚式」が、今年も開催された。例年だと神社を使うのだが、今年は縁結び仕様になっているため、企画を変更してユーザー生放送ブースでの挙式となった。ここは日テレとのコラボで「熱湯風呂」企画が行われているブースであり、もしかして……と思っていたら、期待通りに新郎が熱湯風呂に入って大盛り上がり。新婦がずっと憧れていたという浅倉大介も駆けつけるなど、まさに超会議でしかできないスタイルの結婚式だったといえる。ちなみに会場には昨年の超会議で挙式した夫婦も姿を見せており、幸せそうで何よりだった。
会場に登場した有名人は、浅倉大介だけではない。というよりも、超会議は回を増すたびに有名人が増えているような印象だ。今回は今をときめくふなっしーが登場し、あちこちのブースで大暴れしていたようだ。残念ながら遭遇することはできなかったが、かなり盛り上がっていたようである。