プラグインをインストール
あとはプラグインのインストールである。当然ながら、プラグインも64bit版をインストールする必要があることだ。Adobe Flash Playerのダウンロードページを表示する(図18)。
この時点で「Windows 64-bit, 日本語, Firefox」と、正しく認識されている。[今すぐインストール]でファイルを保存し、インストーラを実行する。
無事に動画が再生される(図20)。
この他に64bitに対応するプラグインであるが、以下がある。
・Microsoft Silverlight
・Oracle Java
いずれも、正しく64bit版がダウンロードされる。
PDFに関しては、Firefox 19からPDFビューワーがデフォルトで有効となった。Cyberfoxに関しても同様で、PDFの表示が可能である。
FirefoxのPDFビューワーでは、表示されないPDFもあるが、とりあえずの利用には問題ないであろう。以前、Waterfoxを紹介した折も、64bitプラグインのインストールについて解説した。プラグインに関しては、そんなに増えていないようである。アプリやドライバなどは、64bit対応がそれなりに行われている。それからみるとややさみしい感もあるが、筆者の場合、Flash以外のプラグインはほとんど使う機会もない。あまり不便な思いをしていないというのも事実である。
64bit版での使い勝手は、どうか。特に速くなったとか、軽いといった印象はそれほど感じなかった。複数のアプリを起動したときに、実メモリを使い切ると、影響を受ける。64bitで16GBのメモリを搭載していると、そういった心配はまずない(アプリ側は64bitである必要はないのだが)。
Firefoxをベースとしているので、アドオンなども問題ないだろう。ただし、Firefoxとプロファイルを共有しているので、Firefoxと同時に使用することはできない。Waterfoxの使用に不安を感じているならば、Cyberfoxという選択肢も検討してほしい。