UPシリーズの特長について、ヨーゲン氏は「ウェアラブル端末・スマートフォンの専用アプリ・クラウド上のビッグデータ解析により、ユーザー自身を"バージョンアップ"できるシステムとなっている」と説明した。同社ではこの2年半で、利用者から6千億歩の歩数データ、6千万日の睡眠データを集めたという。

6千億歩の歩数データ、6千万日の睡眠データを集めた(写真左)。収集したデータを使えば、世界各国の民族による平均歩数と平均睡眠時間の比較なども行える(写真右)

UP24では、Bluetooth 4.0の低消費電力通信規格Bluetooth SMARTに対応した。専用のUSBケーブルにより約80分で充電でき、最長で7日間ほど利用できる仕様となっている。UP24と手持ちのスマートフォンを常に同期させておくことも可能だ。このことでユーザーはどのようなメリットを得られるだろうか。例えば1日の累積歩数が目標に達成しそうな時にタイムリーに情報が送られてくれば、歩く気力が増すだろう。また睡眠目標を達成するための、就寝を促す情報をポップアップで受け取れば「早く寝たほうが良い」という気持ちにもなる。「小さなステップを積み重ねていくことで、その人の生活習慣を変えていくことができる」とヨーゲン氏。リアルタイムでレポートを受け取れるUP24の機能により、前機種UPより効果的な使い方が実現できるというわけだ。

UP24で集めたデータは、スマートフォン/ タブレット向けの専用アプリで即座に解析できる