Car Play対応とSiriの操作性向上、iOS 8を見据えて
現在多くのユーザーにはまだ体験することができないが、iOS 7.1の大きな変化は、自動車の車載端末と連携することができるCar Playに対応したことだ。車載器とiPhoneを接続すると、通話・メッセージ・地図・音楽などの限られたアプリを、音声、クルマのタッチ画面やコマンダーのみで操作できるようにするものだ。
Appleはウェアラブルデバイスについて特に言及していないが、Googleが主導するAndroidベースのウェアラブルデバイスも含めて、重要となるのが音声入力や音声によるデバイスの操作だ。Appleは音声アシスタントのSiriをiPhone 4Sから導入しており、Car Playでも音声による操作や入力が用いられる。
iOS 7.1では、Siriに日本語などを含む英語以外でも男性の声を追加したり、ホームボタンを押している間だけ音声を認識する、といった機能強化を行った。今後も、Siriを核とした音声によるiPhoneの操作を拡大させていくものと考えられる。