また、iPhoneはソーシャルサービスとも親和性が高く、iPhoneで使えてもAndroidで使えないアプリはあれど、その逆はあまりない(と思う)。カメラ関連のソーシャル(投稿サービス)もiPhoneアプリ版が数多く登場している。そういった意味では、つくづくiPhoneはスマホのデファクトスタンダード的な位置にいるのだなと思う次第だ。 そうそう、カメラの話を続けると、「True Toneフラッシュ」と呼ばれる2色(白とアンバー)のLEDフラッシュを搭載しているのもポイントだろう。通常、スマホに搭載されるフラッシュというのは、発光のON/OFF、常時灯の3パターンしかないが、「True Toneフラッシュ」なら、撮影環境の色温度を判別して最適な発光を行えるという。
つまり、低照度環境でも、より自然な撮影が可能となったというわけ。なんだかんだでホワイトバランスは写真の重要なポイントのひとつなわけだから、これは素直に凄いと思う。ちなみに、現行のAndroid端末と撮影し比べてみたところ、圧倒的にiPhone 5sのほうが見た目に近かった(もちろんシーンによる)。有効画素数こそ抜かれているけど、写真の本質的にはiPhone 5sのほうが好ましく思う。
画像左:iPhone 5を使用、画像右:iPhone 5sを使用、iPhone 5とiPhone 5sを使いほぼ同じポジションで撮影してみた。画角が違うため、iPhone 5のほうが画面一杯に被写体が映り込んでいる。もともとiPhone 5sで構図を決めたため、こんな結果になったわけだ |
ちなみに、L判印刷を考えると約200万画素(1,600×1,200ピクセル)あれば必要十分。そう考えれば、iPhone 5sの800万画素っていうのは決してスペック的な敗北ではないことがわかると思う。何かにつけて1,000万画素オーバーだから云々という奴がいたら、"A4用紙に300dpiで出力でもするの? 作品でも作るの? スマホで?"って聞いてやればいい。