Windows XPからの移行を目指す - 第3回: トレンドマイクロの「おまかせ! 乗り換えサービス for Windows 8」を使ってみる

今回、紹介するのはトレンドマイクロのサポートサービス「おまかせ! 乗り換えサービス for Windows 8」である。まずは、その概要から始めよう。

■「Windows XPからの移行を目指す」連載リンクはこちら
・【ハウツー】Windows XPからの移行を目指す - 第1回: 移行のための準備・予備知識編
http://news.mynavi.jp/articles/2014/01/21/xp_migration/
・【ハウツー】Windows XPからの移行を目指す - 第2回: MS純正のWindows転送ツールを使ってみる
http://news.mynavi.jp/articles/2014/02/04/xp_migration/
・【ハウツー】Windows XPからの移行を目指す - 第3回: トレンドマイクロの「おまかせ! 乗り換えサービス for Windows 8」を使ってみる
http://news.mynavi.jp/articles/2014/02/26/xp_migration/
・【ハウツー】Windows XPからの移行を目指す - 第4回: AOSテクノロジーズ「ファイナルパソコン引越し11plus」を使ってみる
http://news.mynavi.jp/articles/2014/03/24/xp_migration/

トレンドマイクロの「おまかせ! 乗り換えサービス for Windows 8」

新規のWindows 8(8.1を含む)のPCを購入したとして、どんなデータを移行すればよいか? それすらわからないというユーザーも少なくないであろう。前回のWindows転送ツールですら、難しいと感じるユーザーも少なくない。そんなユーザーのためのサポートサービスが、トレンドマイクロの「おまかせ! 乗り換えサービス for Windows 8」である。ユーザーの代わりにデータの移行を支援・代行してくれるサービスである。サービスには3種類が用意されている。

まるごとおまかせプラン
スタートアップおまかせプラン
データ移行おまかせプラン

図1 「おまかせ! 乗り換えサービス for Windows 8」の案内ページ

スタートアップお任せプランでは、新規に購入したWindows 8 PCに対し、次の設定を行う。

Windows 8の初期セットアップ
インターネット接続設定
メールアカウント設定(設定可能なメーラは、Windows Liveメール、Microsoft Outlook)
ウイルスバスタークラウドのインストール(未購入の場合は体験版)

そして、データ移行おまかせプランでは、以下の作業を行う。

古いPC上のデータのバックアップ
Windows 8 PCへバックアップしたデータの移行

いずれも価格は12,980円である。まるごとおまかせプランは、スタートアップおまかせプランとデータ移行おまかせプランを同時に行うものだ。ちなみにトレンドマイクロでは、キャンペーン価格として、2014年3月31日まで15,980円で提供している(通常は18,980円)。

データ移行おまかせプラン

データ移行おまかせプランは、現在使用しているPCのユーザーデータをバックアップし、新しいPCに移行する。対象となるユーザーデータは、以下のフォルダに保存されたデータである。

ドキュメント
メール
お気に入り

これらのフォルダ以外に保存されたデータは移行対象外になる。もし、そのようなデータがある場合には、いったん、ドキュメントにコピー、もしくは移動しておくとよいだろう。データ移行おまかせプランでは、バックアップ先として、トレンドマイクロが提供するSafeSyncを利用することもある。これは、クラウドを利用したオンラインストレージサービスである。有償のサービスであるが、20GB版に限り、30日間の無料体験が可能。このサービスを、一時的なバックアップ先として利用するのだ。

もし、バックアップサイズが20GBに収まらなかったどうなるのか? トレンドマイクロでは、以下の対策を講じてほしいとのことだ。

外付けHDDをユーザー側で用意する
SafeSyncで50GB以上の製品版を購入する

もし、実施当日に、バックアップ先の容量が不足したといった場合には、ドキュメントフォルダ内のピックチャのみの移行になる可能性があるとのことだ。できれば、このサービスを利用する前にバックアップサイズの見積もりをしておきたいところだ(具体的な方法は後述)。また、最近、低価格化と大容量化が進むUSBメモリなども利用できる(筆者の環境では、USBメモリを使った)。

実際の申し込みであるが、以下の流れとなる。