まず、「たくさんポイントカードがあって使い分けが面倒」という点については、前述した「MasterCard」の決済システムを利用することで、世界約3600万店舗のポイントカードを1枚のau WALLETにまとめることができるという。
たとえば、3種類のコンビニを日常的に利用していて、すべての店でポイントをためたい場合、これまではポイントカードが3枚必要だった。これがau WALLETであれば、それらすべてのポイントが1枚に集約できるというわけだ。
ただし、これはau WALLETが既存のポイントカードを統合するという意味ではない。au WALLETが使える店であっても、店舗のポイントカードはこれまで通り使用できる。 なお、au WALLETの電子マネーは、スマートフォンの連携アプリからチャージすることができる。さらに、auショップ店頭での現金チャージや、auかんたん決済、オートチャージなど様々なチャージ方法を予定しているという。チャージ額をコントロールできるプリペイド式のため、未成年の子どもでも問題なく利用できるとしている。
2点目の「ポイントをためても使えるお店が限られる」という課題についても、「MasterCard」や「WebMoney」の決済システムが利用できることで解決を図る。au WALLETが使える場所なら、ネット・リアル関係なくどこでもポイントが利用でき、さらに通常の店舗よりもポイントが増量される特約店も設ける予定だという。