従来機種からの改良点
続いて、セイコーエプソン ビジュアルプロダクツ事業部の渡辺潤一事業部長からは製品の特長について説明があった。MOVERIO BT-200は、従来機種「BT-100」の後継モデル。BT-100の発売以来、ユーザーからは軽量化、装着のしやすさ、明るさ、外部機器との連携のしやすさなどについて要望が寄せられたという。そのためBT-200では重量を63%カットしたほか、明るさは300カンデラから600カンデラに向上、無線技術を活かして外部機器と簡単に連携を行えるようにも改良した(後述参照)。ノーズパッドやイヤーフックなどの設計を見直すことで、装着性の向上も図られている。
BT-200では、プロジェクターの開発で培ったエプソンならではの光学設計・製造技術、高精細・超小型のマイクロディスプレイ技術が盛り込まれている。外部機器との連携にも注力した。HDMI出力機器と接続することで好きな映像を楽しめるほか、Wi-Fi Miracast対応によりスマートフォン画面のミラーリングも行える。スマホのテザリング機能を利用すればブラウジングも可能。Bluetoothによる機器間連携にも対応した。
あらかじめHDMI接続用アダプターを同梱したモデル「MOVERIO BT-200AV」も発売する。発売日はBT-200と同じで、価格は8万円台後半になる見込み。本製品の発売に先立ち、2月以降には専用アプリマーケットの「MOVERIO Apps Market」を開設する。渡辺氏は「エプソンでは、お客様の想像を越える、世界中のお客様に感動していただける新しい製品・サービス作りへ挑戦していきます。人々の生活がさらに豊かに、便利になるために貢献を続けていきます」と力強く締め括った。