曲面ディスプレイはトレンド?

操作に関わる画面サイズをむやみに変えると、操作性全体に関わる。だったら、操作に関係ないディスプレイを搭載するという方法や、スマートフォンではない、その他のディスプレイを持つデバイスと連携させてはどうかというアイディアに簡単に行き着く。

2014年1月にラスベガスで開催されていたInternational CESでは非常に多くのスマートウォッチがリリースされたが、スマートフォンやアプリと連携するものがほとんどだ。

着信やちょっとしたメッセージの確認など、大きな画面のスマートフォンに触れなくても情報が把握できるようにする外部ディスプレイを、腕に巻いておこうというアイディアだ。現在は文字盤部分がディスプレイとなっていて、腕時計のように腕に巻くスタイルが一般的だ。

スマートフォン自体に曲面ディスプレイを搭載したり、特に曲面ディスプレイ(フレキシブルディスプレイ)は、特許文書などからAppleが興味を寄せている様子がうかがえるほか、SamsungやLGなどは曲面ディスプレイを搭載したスマートフォンを既にリリースしている。

LGエレクトロニクスの曲面スマホ「LG G Flex」

インターネットに公開されているAppleが準備していると見られる腕時計型デバイスのイメージ図は、透明なディスプレイを腕に直接巻き付けるスタイルが有名になったが、丸めることができるディスプレイを端末の端に仕込んで、必要なときに引き出すというスタイルも考えられる。

またInternational CESで、曲げることができる大型テレビや曲面のディスプレイ搭載のスマートフォンがSamsungやLGのブースで展示されていた。ディスプレイをフレキシブルにすることで、端末のデザインや設置場所の自由が生まれる。