長持ちするバッテリーとSIMフリー、性能のバランスと価格

今後iPhoneやGALAXY以上に今後インパクトを与えるであろう、2013年に発売されたデバイスは、Googleが買収したMotorola MobilityがリリースしたMoto Gだ。このデバイスには、2014年に焦点になるであろう要素が詰まっている。

Moto G

Moto Gは、クアッドコアのQualcomm Snapdragon 400を搭載し、ちょうど1年前のGALAXY S3と同じような性能だ。また4.5インチHDディスプレイを搭載し、iPhoneのRetinaディスプレイとほぼ同等の高精細さと、より大きな画面サイズを実現している。特別なカスタマイズは施されておらず、Googleブランドのスマートフォンながら既にAndroid 4.4 KitKatへのアップグレードを果たしている。

このデバイスのウリは、8GBの容量で179ドル、16GBで199ドルという低価格さだ。しかし単なる低価格ではなく、SIMロックフリーであることだ。例えば、AppleのiPhone 5c 16GB SIMフリーモデルが199ドルで販売されていることと同じ。ちなみに米国では、iPhone 5c 16GB SIMフリーモデルは549ドルであり、350ドルの価格差がある。より低価格で手に入れるには、キャリアとの2年契約という制約がつき、そこに自由さはない。