CrystalDiskMarkでリード500MB/秒オーバーを実現

今回は、M5M+の128GBモデル(PX-128M5M+)を試用する機会を得たので、早速その性能を検証してみることにしたい。テスト環境としては、GIGABYTEの超小型ベアボーンキット「BRIX」(GB-BXi7-4500)を利用した。第4世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Haswell)を標準搭載した、最新のBRIXだ。

■テスト環境
ベアボーンキット : GIGABYTE「BRIX」(GB-BXi7-4500)
CPU : Intel Core i7-4500U(1.80GHz)
メモリ : DDR3L-1600 4GB×2(計8GB)
ストレージ : PX-128M5M+(128GBモデル)
OS : Windows 8.1 Pro 64bit

GIGABYTEの超小型ベアボーンキット「BRIX」

M5M+のパッケージには、SSD本体と固定用のネジが入っている

BRIXのマザーボードのmSATAスロットにPC-128M5M+を装着し、ネジで固定する

最初に、定番の「CrystalDiskMark 3.0.3」の結果を見てみよう。1000MB×5のランダムデータを用いたシーケンシャルリードは509.1MB/秒、シーケンシャルライトは316.9MB/秒と、ほぼ公称通りの性能が出ている。シーケンシャルリードは最新の2.5インチSSDと比べても遜色ないが、シーケンシャルライトは最速クラスの2.5インチSSDと比べて6割程度の速度だ。512KB / 4K / 4K(QD32)のランダムアクセスも、まずまずの速度である。

データとしてすべて「0」を書き込む0Fillでも計測してみたが、シーケンシャルリードは506.6MB/秒、シーケンシャルライトは317.8MB/秒であり、ランダムデータの場合とほとんど変わりはない。書き込み時にデータを圧縮するタイプのSSDでは、ランダムデータよりも0Fillのほうが性能が向上するのだが、PX-128M5M+は、ランダムデータでも0Fillでも結果がほぼ同じだ。書き込み時にデータ圧縮処理をしていないということであり、どのようなデータでも安定した性能が得られるといえる。

CrystalDiskMark 3.0.3の結果

ランダムデータ

0Fill

続いて「HD Tune Pro 5.50」による、より詳細なテスト結果だ。