欲しかったあのロボットが! ホビー系わんさかごちゃまんのヴイストン

最初に一番の目玉をガッツリとご紹介したが、ここからはフォトレポート&動画で(ちとミーハーかも知れないが(笑))ロボットファンの琴線に触れそうな出展をざっとたどっていこう。

まずはわかりやすくホビーロボット系から、ということで、秋葉原と福岡でロボットショップを営業中のヴイストンのブース。今回のブースでも各種のロボット関連商品を販売。同社が開発した「カップヌードルロボタイマー」など日清製品のキャンペーン用景品や、リボルテックで人気の『よつばと!』ダンボーの二足歩行ロボットキットなどをデモ展示していた。

ショップで販売中の様々な商品のデモが行われていたヴイストンのブース。ロボットではないが、小型クアッドコプター「Q4a」もプッシュ

高橋智隆氏がデザインを担当し、2008年にロボカップ(ロボットのサッカーW杯)のヒューマノイドリーグで優勝した「VisiON VGOS」

同社開発の日清食品キャンペーン景品「カップヌードルロボタイマー」もデモ展示。ちなみに現在、ワルツを踊る第3弾のプレゼント実施中

サーボで動く二足歩行ロボットキット「ロボダンボー」。左側に見切れているのはチキンラーメン55周年キャンペーンの景品「HIYOBO」

ヴイストンが開発した「カップヌードル ロボタイマー」のデモ展示

ヴイストン「ロボダンボー」のデモ展示

アニメ&ゲーム好きなら外せない? 注目&異色の出展

ジェイ・エム・シーが出展していた、SDガンダムを思わせるフォルムの「RAPIRO」は、クリエイターの石渡昌太氏が立ち上げたプロジェクト。米KickStarterで1,000万円の資金調達を達成したクラウドファンディングの成功例として注目を集めている。日本のクラウドファンディング・サイトMakuakeでも目標を達成し、現在、基本キットが3万8,000円で購入可能だ。

また、異色なところでは、マイクロスターの「ヒューマノイド ロボチャンプ」。一世を風靡した『ムシキング』式筐体を採用した学習カードゲームで、実在するホビーロボットのパーツを元にしたカードをスキャンして、組み立てを疑似体験できるというもの。各地の科学館やイベントなどに置かれ、人気を博しているそうだ。

ジェイ・エム・シーでデモ展示していたSDガンダム風フォルムの「RAPIRO」。クラウドファンディングの成功例として注目を集めており、3万8,000円の支援という形でキットが購入可能

マイクロスターの学習ゲーム「ヒューマノイド ロボチャンプ」。カードをスキャンしてロボットを組み立て、様々なスポーツ競技にチャレンジ

ジェイ・エム・シーのブースでデモ展示されていた「RAPIRO」

実際に動くロボットではないが、国際ロボット展のメインビジュアルを毎回手がけている「SHOVEL HEAD」宇田川誉仁氏の作品展示コーナーもあった

神の似姿・ヒトの似姿……やっぱり気になるヒューマノイドあれこれ

ヒト型=ヒューマノイドは、外野のロボ好きにとってはやはり一番興味をひかれるジャンルだろう。今回は、ホンダの「ASIMO」や産総研の「HRP-4C 美夢」のような大スターこそいなかったが、研究分野にエンタメ分野、人間サイズからホビーロボットに近い小型のものまで、SRゾーンにはインスピレーションを刺激される様々なスタイルのロボットが出展されていた。

英Enginnered Artsの「Robothespian」(左)と「SociBot」(右)。映画『アイ, ロボット』系のデザイン。「SociBot」の顔の表情は内部からプロジェクターで投影されている

ROBOTIS「DYNAMIXEL PRO」。サーボやフレームなど各部のパーツがむき出しになったようなスタイルで、無骨だけどスマートでイカス

Enginnered Artsのブース。「Robothespian」(左)と「SociBot」(右)

仏Aldebaran Robotics製の「NAO」。ロボカップの標準プラットフォーム・リーグで採用されているスタイリッシュな研究用モデル

REVAST社のブースには、「Amigo」という車輪ロボットに「NAO」の上半身を搭載した"NAOタンク"とでも言うべきモデルも

福岡のロボット体験スペース・ロボスクエアが展示した伝統工芸ロボ。「黒田節ロボット」(右)は開閉式ハンドで槍や杯を持って舞う

ROBOTISが出展した「DARwIn」。ボールを追いかけて蹴るデモ

東京農工大の空気圧駆動筋骨格ヒューマノイド「buEnwa」。四肢にエアタンクを内蔵した自立型。バク転をこなすのが目標だとか

立命館大HSL(ヒューマノイドシステム研究室)の油圧式二脚ロボ。横・上方向から力をかけても、安定して立ち続けるデモを披露

同じく立命館大HSLのブース。ボストンダイナミクスの「ビッグドッグ」によく似たスタイルの油圧式四脚ロボットのデモも行われていた

立命館大学HSLの油圧式二脚ロボット。横・上方向からの力に耐えるデモ

ココロの「ペコちゃんロボット」。2010年、不二家の創業100周年とペコちゃん生誕60周年を記念したイベント用に製作。台座に固定され歩行はできないが、空気圧でなめらかに歌い踊る

ココロといえばアンドロイド技術。シリコンやウレタンのスキンサンプルをはじめ、額に人肌のあたたかさを再現するシートヒーター、鼻に圧力センサーを内蔵した人体頭部スキンを展示

ココロ「ペコちゃんロボット」の歌うデモ