地名シリーズとしては「桶川」でも面白いくらい反応が良かった。しかし、響きが似ている「桶狭間の戦い」「おぎやはぎ」などではいずれも反応なし。一方で「大きい子」「お稽古」「大きい蜘蛛」などは反応が良かった。ここで、はたとある法則に気がついた。

反応あり 反応なし
荻窪 オーケイ
桶川 オッケー
大きい子 オーケストラ
お稽古 おぎやはぎ
大きい蜘蛛 桶狭間の戦い

どうも母音と子音の組み合わせが「okg」「ogk」「okk」だと反応が良いようなのだ。試しに「オケゴ」「ボケゴ」「ゴケゴ」などと呼び掛けてみたが、いずれも反応した。こうなってくると「OK,Google」とは似ても似つかない。音声認識技術の仕組みの裏側を、少し垣間見れたような気がする。

ちなみに音声認識によるインターネット検索機能を利用して、現在の時刻を聞こうとしたときのこと。「What time is it now?」と言うところを、後半の発音が悪くしどろもどろになってしまった。すると「What time is in England?」と認識されたようで、画面には英国の現在時刻が表示された。音声認識技術の類推力に驚くとともに、「もっと語学の勉強をしなくちゃ」と反省した。

(記事提供: AndroWire編集部)