待望のタイムラプス機能を搭載!

今後のハイスピードEXILIMで標準機能となっていくであろう「タイムラプス動画撮影機能」が搭載されたことは、EX-ZR1100の大きなトピックだ。

念のためおさらいしておくと、タイムラプス動画とは、数秒おきに撮影した写真をつなげた動画のこと。写真のパラパラ漫画と考えるとイメージしやすい。5秒あるいは10秒といった間隔で1コマを撮影するので、1コマ間における被写体の移動が大きくなり、これを再生すると被写体がすごいスピードで動く。テレビ映像でもよく見る、みるみる花が咲いたり、雲がすごいスピードで流れていくアレだ。

タイムラプスモードのメニュー画面。プリセットを選ぶだけで、最適な撮影間隔とトータル時間が設定される

撮影間隔とトータル時間はカスタマイズ可能

EX-ZR800のレビューでもタイムラプス動画の作例をいくつか掲載したが、ここでもあらためて、EX-ZR1100で撮影したタイムラプス動画をご紹介したい。まずは、先にも話に出た「雲の流れ」。そんなオーソドックスな映像をなぜ今さら…と思われるかもしれない。が、今回撮影したのは、雲は雲でも台風の雲の流れ。色、表情、流れの勢いなど、この時期だからこそ撮れる迫力を味わってほしい。ただし、EX-ZR1100は防水仕様ではないので、雨にはくれぐれもご用心。

【動画】EXILIM タイムラプス「台風通過 その1」

【動画】EXILIM タイムラプス「台風通過 その2」

【動画】EXILIM タイムラプス「HDRアート」

タイムラプスモードでは、HDRアートやトイカメラ、モノクロ、ミニチュア、フィッシュアイといった各種フィルターを適用した撮影も行える。そこで、HDRアートで宵の空を撮影してみた。空の色と街の灯りが変化していくさまが面白い。なお、遠くの空に列をなして動く光点の群れは、空港への着陸態勢に入る旅客機である。

【動画】EXILIM タイムラプス「焼きそば」

続いて、20食分の焼きそばを焼くシーン。人の動きを映し込むと映像的に面白いことに加え、作業手順(この場合、焼きそばの焼き方)を手早く人にレクチャーする資料としてもタイムラプスが役立つ…かも!?

【動画】ドライブ・タイムラプス

これらのように、タイムラプスはカメラを固定し、移りゆく周囲の変化を記録するのが原則だ。が、考え方を変えて、カメラ側を動かしてみたらどうだろうと撮影したのがこれ。車の助手席にカメラを据えて撮影した。

【動画】ドライブ・タイムラプス(夜景)

夜景でも面白い。タイムラプス動画を撮る上でのポイントの1つは、動と静の対比をどう作り出すかにあるのだけれど、ドライブ・タイムラプスでは、映像の中の静止部分を「前を走る車」に担わせている。

ちなみに、これを見てCOMPLEX(※)の「PRETTY DOLL」のPVを思い出した人は、おそらく私と同世代。

※ かつて一世を風靡した吉川晃司と布袋寅泰の音楽ユニット。

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