XPERIA Z1 f SO-02F

XPERIA Z1 f

カラーバリエーションも豊富

「XPERIA Z1f」は、「XPERIA Z1」の弟分として登場したソニーのXPERIAシリーズ最新モデルだ。機能面では「XPERIA Z1」を踏襲するが、サイズは「てのひらにフィットする」程度にコンパクトとなり、ライムやピンクなどのカジュアルなカラーバリエーションを用意している。

本機種の特徴はやはりデジカメ事業も手がけるソニーならではの多彩なカメラ機能だろう。「プレミアムおまかせオート」や「ピクチャーエフェクト」といった従来からの機能はもちろん、注目すべきはシャッター前後の画像からベストな瞬間を選択できる「タイムシフト連写」である。

多彩なカメラ機能

実際に本機種で撮影された写真も展示されていた。驚くほどノイズレスで、ソニー製のカメラが高感度に強いことがわかる

たとえば手に持ったボールを落とすところを撮影するとする。シャッターを切ったタイミングはボールを離した瞬間だが、「タイムシフト連写」を使えば、シャッターを切る前の「ボールを持っているところ」も撮影できてしまうのだ。撮影間隔は、シャッターを切る前後2秒間で61枚(1枚はシャッターを切った本来のタイミング)。スポーツなど、スマートフォンでは力不足とされていた動体の撮影に力を発揮しそうな機能である。

タイムシフト連写

Info-eye

また、撮影した被写体の情報を取得できる「Info-eye」も面白い機能だ。実際に会場に置いてあったワインボトルのエチケットを撮影してみたところ、インターネットから情報を取得して画面に表示してくれた。もっとも、もう一本のワインでは取得に失敗したので、認識精度にはややばらつきがあるようだ。

この他、手ぶくろをはめたままタッチ操作が可能になっている。スマホを操作できるという売り文句で販売されている商品ではなく、通常の手ぶくろ、それもある程度分厚い手ぶくろでも認識してくれる。ただし、こちらは操作にやや慣れが必要だと感じた。フリック、スワイプは問題ないが、狙ったところをタップするのがなかなか難しいのだ。とはいえ、これからの季節柄、ないよりはあった方がありがたい機能ではある。