ARROWS NX F-01F

ARROWS NX

3色で展開

「ストレスフリー」をうたう「ARROWS NX」は、富士通の「ARROWS」シリーズ最新モデル。こちらはAQUOS PHONEとはまた違った方向で液晶の省電力化を推し進めている。それが、「WhiteMagic」と呼ばれる技術だ。これにより、従来のTFT液晶に比べて最大約45%の省電力を達成した他、表示可能な輝度も約1.6倍に増大。直射日光の下でも見やすくなった。

表示可能な輝度も上がった

大幅な省電力に成功した「WhiteMagic」の秘密は、従来の画素に「ホワイト」を追加したことにある。具体的に説明しよう。

液晶画面は「R(レッド)」「G(グリーン)」「B(ブルー)」の3つの色を組み合わせることで、様々な色を表現している。たとえば紫ならレッドとブルーを強く点灯させ、グリーンを下げるといった具合だ。そしてこの場合、もっとも電力を消費する色は、RGBすべてを点灯させる必要がある「白」となる。

今回、「WhiteMagic」ではRGB画素に「W(ホワイト)」を加えることで、白を表現する際のRGBの消費電力を大幅にカット。これにより、消費電力を従来機から45%カットすることに成功したのだという。さらに、バッテリーの容量も前モデル(2,420mAh)から約32%もアップ(3,200mAh)しており、余裕をもって使えるようになった。実使用時間は3日間以上なっている。