さらに、WiMAX 2+の月間利用量の7GB制限は、最初の25カ月間は適用されず、使い放題になる。このため、最初の2年間はWiMAX 2+を月額3,880円で使い放題で利用できる。野坂社長は、「WiMAX 2+も使い放題で、"ノーリミットで使えるWiMAX"を堅持していきたい」とアピールする。
携帯各社は、月間7GBの制限に達すると下り速度が128kbpsに制限されるが、そうした制限を行わないのを大きなアピールポイントとする |
データ通信サービスでの満足度1位をキープするために、今後もサービスの改善を検討していくという |
WiMAX 2+は当初2年間の使い放題とはいえ、その後7GB制限が適用されることについて野坂社長は、業界で標準的な容量になっているから、という理由を述べつつ、この7GB制限がいいのかどうかは「議論の余地がある」と話し、最初の2年の間に検証をする意向だ。
料金については、通信速度の向上などのメリットがあることから既存WiMAXより値上げする「価値がある」としつつ、WiMAX 2+への移行を促すために割引プランを用意した。これによって、対象エリアをよく使うヘビーユーザーが移行することを狙う。
またUQでは、販売の多くをMVNOが行っており、WiMAX 2+でも既存のMVNOに対して提案を行っており、MVNO経由でのサービス提供はこれまで通り行う考え。WiMAX 2+はTD-LTE互換サービスとなったことで、SIMカードによる契約者管理を行う方式となる。HWD14次隊はSIMロックがかけられており、SIMをほかの機器に差し替えても利用はできないそうだ。ただし、野坂社長は今後そういったサービスの提供も検討していく意向を示している。
発表会には、急遽参加が決まったというKDDIの田中孝司社長が登場。「UQ WiMAX×au」というロゴの入ったパネルを持ち込み、10月2日のau新製品発表会について「auからも新たなサービスを発表したい」とアピール。詳細は明らかにされていないが、au 4G LTEとWiMAX 2+対応スマートフォンの登場が期待されるところだ。
(記事提供:AndroWire)