14年度末までに全国主要都市にエリアを拡大し、カバー率70%を達成することが目標だ。基本的には、既存のWiMAX基地局をWiMAX 2+対応に置き換えていく予定だ。

都内の環状7号線内からスタートし、東名阪に順次拡大

全国に広げるのは2014年度中

対応エリアは、同社サイトからピンポイントで分かるようにする

対応端末第1弾として、中国Huawei製のモバイルルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」を提供。従来のWiMAX、新しいWiMAX 2+、そしてKDDIのFDD LTEサービス「au 4G LTE」の3種類をサポートする「トライブリッドモデル」(野坂社長)で、エリアや用途に応じて使い分けられる。

対応端末第1弾となるHWD14を持つ野坂社長

主なスペック

タッチパネル搭載液晶を備え、ネットワークの切り替えを始め、本体だけで各種操作が可能。約62(W)×100(H)×15.5(D)mm、約140gというサイズで、バッテリ容量3,000mAhを搭載することで、連続通信時間9時間以上を実現したという。約5秒で起動する「クイック起動」、非接触充電「Qi」にも対応する。後述する「UQ Flat ツープラス おトク割」適用時の価格は2,800円。

主な特徴

3つのネットワークに対応するために3種類の接続モードを搭載。「ノーリミットモード」は、従来のWiMAXサービスのみを利用するモードで、サービスとしては従来通りとなり、容量制限もなくつなぎ放題で利用できる。「ハイスピードモード」は、WiMAXとWiMAX 2+の2種類を利用できるモード。WiMAX 2+エリアに入ったらモードを切り替えることで高速通信が可能になる。ただし、月間利用量は7GBの制限が加えられる。制限に達しても、WiMAXの通信は制限なく利用可能だ。

3つのモードを搭載

ノーリミットモードは従来のWiMAXサービスと同じ。容量制限もない

ハイスピードモードは、これにWiMAX 2+が追加される

ハイスピードプラスエリアモードは、KDDIのLTEエリアでも利用可能になる

最後の「ハイスピードプラスエリアモード」は、WiMAX 2+とau 4G LTEを利用するモード(WiMAXも利用できる)。au 4G LTEは、利用した月のみ追加料金を支払う形で、利用した場合は月額1,055円が追加される。郊外に行った場合など、「WiMAXもWiMAX 2+も使えない」場合に臨時で利用する、といった用途を想定しており、使わなければ追加料金がかからないというのがメリットだ。WiMAX 2+とau 4G LTEを合わせて7GBの容量制限があり、こちらもWiMAXは無制限で利用できる。

月額料金は、当初2年間の割引を適用して3,880円。この2年間はWiMAX 2+に容量制限もない

利用料金は、2年間の継続利用を前提とした「UQ Flat ツープラス」が用意され、月額4,405円。ノーリミットもハイスピードも、いずれのモードも料金は変わらず、ハイスピードプラスエリアは、利用月のみこれに1,055円が追加される。ただし、新たに「UQ Flatツープラスおトク割」も提供され、これを適用すると、最初の25カ月は月額料金が525円割り引かれる。これによって月額料金は最初の25カ月間は3,880円となる。