ファーストミッション終了時の競技ランキング
そんなわけで、ファーストミッションのランキングは以下の通り。搬送成功数は、3体が4チーム、2体が4チーム、4チーム、0体が2チーム。平均は1.7体だ。
- 1位:からくり忍者/東海社会人連合/搬送3体/354点
- 2位:レスキューHOT君/近畿大学 産業理工学部/搬送3体/291点
- 3位:MS-R/金沢工業大学 夢考房/搬送3体/244点
- 4位:メヒャ!/岡山県立大学 ロボット研究サークル/搬送2体/204点
5位:大工大TECFER/大阪工業大学 モノラボロボットプロジェクト/搬送3体/191点 (以上、ファイナルミッション進出)
6位:MCT/松江高専 機械工学科/搬送2体/166点
- 7位:長湫ボーダーズ/愛知工業大学/搬送2体/163点
- 8位:救命ゴリラ!!/大阪電気通信大学 自由工房/搬送1体/159点
- 8位:SHIRASAGI/兵庫県立大学 ロボット研究会/搬送2体/159点
- 10位:なだよりあいをこめて/神戸市立科学技術高校 科学技術研究会/搬送1体/139点
11位:とくふぁい!/徳島大学 ロボコンプロジェクト/搬送1体/67点 (以上、セカンドミッション進出)
12位:六甲おろし/神戸大学/搬送1体/66点
- 13位:特別救助隊産技荒川隊/東京都立産業技術高専 荒川キャンパス/搬送0体/10点
- 14位:RMF rescue/電気通信大学 ロボメカ工房/搬送0体/0点
そして翌日は、まずセカンドミッションから。ファーストミッションの6~11位による敗者復活戦である。そして、ランキングは以下の通りとなった。
- 1位:SHIRASAGI/兵庫県立大学 ロボット研究会/搬送3体/308点
- 2位:救命ゴリラ!!/大阪電気通信大学 自由工房/搬送3体/275点
3位:長湫ボーダーズ/愛知工業大学/搬送2体/212点 (以上、ファイナルミッション進出)
4位:とくふぁい!/徳島大学 ロボコンプロジェクト/搬送2体/185点
- 5位:MCT/松江高専 機械工学科/搬送2体/180点
- 6位:なだよりあいをこめて/神戸市立科学技術高校 科学技術研究会/搬送2体/166点
ファイナルミッションの前に発表される大賞候補チーム
こうしてファイナルミッションへの進出チーム8チームが出そろったところで、実行委員会からレスキュー工学大賞候補チームランキングが発表された。前述したように、得点が高いからレスキュー工学大賞を獲得できる、というわけではないのがこの競技会の特徴であり、また難しいところなのだが、それを解消しようということで、以下の順位が張り出されたのである。
- 1位:MS-R/金沢工業大学 夢考房
- 2位:からくり忍者/東海社会人連合
- 3位:レスキューHOT君/近畿大学 産業理工学部
- 4位:長湫ボーダーズ/愛知工業大学
- 5位:メヒャ!/岡山県立大学 ロボット研究サークル
- 6位:大工大TECFER/大阪工業大学 モノラボロボットプロジェクト
- 7位:救命ゴリラ!!/大阪電気通信大学 自由工房
- 8位:SHIRASAGI/兵庫県立大学 ロボット研究会
このように、ファーストミッションの競技ポイントだけを見ると3位のMS-Rがレスキュー工学大賞候補の1位につけており、とても興味深い。つまり、書類審査や予選、そして組織力やコンセプトなど、競技ポイントには直接関わっていない部分で評価されているということだ。同じように、セカンドミッションから勝ち上がってきた3チームの中では最も競技ポイントが低かった長湫ボーダーズが候補チームランキングでは4位にまで食い込んでおり、競技結果さえよければ良いとはなっていないのが面白いのである。
この書類審査やプレゼンテーション、コンセプトなども評価されるというのは、社会人になってから役に立つはずだ。社会人になって何かの企画を立てて実行しようとした時、上司をはじめとする周囲を説得できるかどうか、さらには顧客を説得できるかどうかなどに関わってくるわけだ。