ワコム開発の描画用アプリ/マンガネーム用アプリにも注目
ガールズイラストなどを得意とするイラストレーター・彩氏は、同機種にプリインストールされている描画アプリ「Wacom Creative Canvas」を使って操作性を確認。「インタフェースが独特なので、慣れが必要だと感じました」とのことで、時間をかけてイラストを描いていた。現段階ではやや気になる部分もあったということだが、「試作品のようなタイミングで使っているので、これから使いやすくなるのでは」と期待を寄せていた。
また、ファッション誌や化粧品パッケージなど、女性向けの媒体で活躍しているイラストレーター・蛯原あきら氏は、描画アプリ「Wacom Creative Canvas」でスケッチを行いながら、「レイヤーの不透明度が変えられるのが、実用的でいいですね」と好感触。普段は打ち合わせの際にMacBook AirとIntuos5を持ち歩き、その場でクライアントにイメージを伝えることもあるということで、そういった用途でもこのアプリが使えそうだとコメントしていた。
Windows 8搭載機への期待も高まる
マンガ「あるてぃめっとエチュード」を連載中の漫画家・イラストレーターの月神るな氏、そして「心霊探偵八雲シリーズ」などの表紙を手がけてきたイラストレーターの加藤アカツキ氏は、現場の「Cintiq Companion Hybrid」を試しつつ、今回はお披露目されなかったWindows 8を搭載した独立駆動モデル「Cintiq Companion」の使い心地が気になっているという本音も覗かせた。
実際、Windows 8搭載機の反響は大きく、会場では他のクリエイターからも「Windows 8版もぜひ検討したい」との声が上がっていた。それを裏付けるように、同社Web上で受け付けている仮予約は発表後2時間ほどで予定数に達してしまい、現在は受付停止となっている。加藤氏は、Windows 8搭載機が気になるのは描画ソフトの充実が理由なので、Androidの描画アプリが充実してくることで、「Cintiq Companion Hybrid」も生きてくるのではないかと語った。