付属ユーティリティも充実
RAIDR SSDは、SATA接続の単体SSDでは基本的に不可能な600MB/s(6Gbps)を超える速度を、今回のベンチマークテストにおいても達成した。期待通りの性能といってよいだろう。
付属ユーティリティが充実していることも特徴であり、RAMディスク作成ユーティリティ「ROG RAMDisk」やSSD管理ツール「SSD TweatkIt」、SSDをHDDのキャッシュとして利用する「ROG HybriDisk」などを利用できる。これらのユーティリティを活用することで、さらに快適な環境が得られるほか、BIOSモードに切り替えればSecure Eraseも実行できるので、他人に譲る場合なども安心だ。
付属ユーティリティの一つ「ROG RAMDisk」。メインメモリの一部を、超高速なRAMディスクとして利用できる |
SSD管理ツール「SSD TweatkIt」。OSをSSDに最適化してパフォーマンスを向上させる、Auto Optimization機能などが用意されている |
高速なSSD環境を手軽に構築できる
RAIDR SSDは、R.O.G.ブランド初のPCI Express対応SSDであり、一般的なSATA SSDを大きく上回る性能を実現していることが魅力だ。単に価格だけを比べると、価格競争が激しいSATA SSDのほうが安いが、コストパフォーマンスという点では、RAIDR SSDも決して悪くはない。
しかもUEFI環境に導入すれば、体感速度は大きく向上する。OS(Windows 7 / 8)のインストールも簡単だし、SATA接続の単独SSD×2台を使ってRAID 0を構築するのと同等の高速環境を、容易に構築できる。最新ゲームをより快適な環境で遊びたいというゲーマーはもちろん、高解像度写真のRAW現像やレタッチなど、ディスクアクセスを頻繁に行う人にもおすすめしたい製品だ。