アクセスインジケーターも用意されている
マニュアルにはWindows 8のインストールが終わったら、追加でドライバをインストールするように書かれているが、このドライバは管理コンソール用のものだ。普通に使うだけなら、特にインストールする必要はない。
RAIDR SSDの側面には「RAIDR」ロゴがあり、このロゴの中には赤色LEDが搭載されている。通電中に点灯するのも、ゲーマー向け製品らしい。また、内部にはアクセスインジケーターLEDも用意されており、アクセス時に点灯する。
デバイスマネージャーを開いたところ。ドライバをインストールしなくても、正しく認識されている |
ディスクの管理で、RAIDR Express PCIe SSDを見たところ。EFIシステムとして認識されている |
単体SSDを大きく上回る性能を実現
PCI Express接続のRAID 0 SSDということで、そのパフォーマンスが大いに気になるところだ。
まずWindows 8の起動時間を計測したところ、Fast Bootを有効にした状態では、電源オフの状態からWindows 8が起動するのに約14秒かかった。これは起動時のベンダーロゴが表示されている状態だったので(ロゴ表示を消すと起動しなかった)、ベンダーロゴの表示を消しても正常に動作するマザーボードなら、もっと起動時間を短縮できるだろう。
次にWindowsエクスペリエンスインデックスの結果を見てみよう。システムディスクの性能指標となるプライマリハードディスクのスコアは「8.3」と高く、Windowsの動作は非常に快適であった。また、システムの総合的な性能を計測するPCMark 7のスコアも「6040」と好成績。PCMark 7には、システムストレージの性能を計測する「System storage score」と「Raw system storage score」というテストも用意されているが、こちらのスコアも優秀であった。
PCMark 7の計測結果。総合値のPCMark scoreは「6040」と優秀。また、システムストレージの性能を計測する「System storage score」も「5432」、「Raw system storage score」も「6104」と高い |
定番の「CrystalDiskMark 3.0.2f」の結果を見てみよう。1000MB×5のランダムデータでのシーケンシャルリードは644.3MB/s、シーケンシャルライトは441.8MB/sとなった。公称(シーケンシャルリード最大830MB/s、シーケンシャルライト最大810MB/s)には及ばないものの、シーケンシャルリードはSATA 3.0のインタフェース速度である600MB/s(6Gbps)を超えている。
次に0Fillデータで計測したところ、シーケンシャルリードは640.6MB/sとあまり変わらないが、シーケンシャルライトは671.5MB/sとかなり向上した。RAIDR SSDでは、書き込み時にデータを圧縮しているため、圧縮しやすいデータだと書き込み性能がアップするのだ。