さて、そんなGoogle Maps新バージョンだが、最大の目玉はiPadに対応したことだろう。これまではiPhone用の小さな画面をiPadで引き伸ばして見るしかなかったわけで、iPadユーザーにとっては待ちに待ったバージョンアップとなる。

さすがに画面が広い

実際にiPad miniを使って表示してみると、さすがにiPad用だけあって情報量が非常に多い。普段はiPhoneで見る人がほとんどだろうが、地図として積極的に活用したいときはiPad、あるいはiPad miniを活用するとよさそうだ。ちなみに筆者は以前、海外にiPad miniを持っていったことがあるが、そのときの最大の不満点が、iPad用のGoogle Mapsがないということだった。今後は前述したナビ機能も搭載されたことだし、iPad miniをガイドブックとして大いに活用していきたいと思う。

iPad miniだとカテゴリナビゲーションはこんな感じで表示される

やはりこちらもiPad miniの方がはるかに見やすい

階数表示もこの通り

画面が広くなったことで情報が隠れなくなっている

iPhone版で使える機能はもちろんiPad版でもすべて使える。そして、単純に画面が広い分、すべての面においてiPad版の方が使い勝手が上回っていると感じた。ただし、iPadはWi-Fiオンリーで運用している人が多いだろうから(筆者もそうだ)、その場合はWi-Fiルータ、あるいはiPhoneのテザリングを利用することになるのがやや面倒だ。ここはケースバイケースだが、少なくともiPadにGoogle Mapsが対応したことで、これまで以上にiPadを持ち出す意味が増したことは間違いないだろう。