手のひらサイズのBluetoothスピーカー「Bose SoundLink Mini Bluetooth sperker」(以下SoundLink Mini)が7月12日、ボーズより発売された。6月6日の製品発表時から、どのようなサウンドのスピーカーなのか筆者は気になっていたので、数日間、お借りしてみたレポートをお届けしよう。
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小型でも迫力のサウンド! ボーズ、Bluetoothスピーカー「SoundLink Mini」(2013年6月6日)
まずは製品の概要をチェック
SoundLink Miniは、W180×D59×H51mmのポータブルタイプのBluetoothスピーカーだ。キャビネットはアルミ製で、バッテリーが内蔵されていることもあり、コンパクトながら多少の重量感はある。重さは655gだ。
搭載されているトランスデューサー(スピーカーユニット)の種類は公開されていないが、フロントグリルからのぞいてみた限りでは、サイズは1インチ(2.54cm)程度のようだ。2本のスピーカーユニットの間には、パッシブラジエーターが配置されている。パッシブラジエーターはフロントだけでなく、リアにも配置されており、これにより余分な振動を抑えた低域再生を実現している。
Bluetooth以外に、φ3.5mmステレオミニジャックの入力インタフェースを装備する。それ以外には、ACアダプターを接続するためのDCポートと、クレードルのための接点、microUSBポートが装備されている。microUSBポートはサポート用に用意されているもののようで、ここにPCを接続してみたが認識はされず、充電も行われなかった。
クレードルは樹脂製で、本体と同様にDCポートを装備。ここにACアダプターを接続することになる。本体に直接ACアダプターを接続するのに比べて、抜き差しによるプラグに対する負担も少ないし、手軽だ。
操作部分は、本体の天面に配置されている。左から、電源/ミュート/ボリュームダウン/ボリュームアップ/Bluetooth/AUXとボタンが並ぶ。この部分のみシリコン製となっているのだが、少々やわらかいように感じられる。ただし、通常の使用で、このスイッチに触ることはほとんどないので、あまり気にする機会はないと思う。
電源はオートでパワーオフになるし、スマートフォン側から接続すれば、自動でパワーオンする。ボリュームコントロールもスマートフォン側から行うことができる。使用する機会があるとすれば外部入力との切り替えだが、SoundLink Miniという製品の性格からすると、Bluetoothでスマートに使用するというのが"らしい"スタイルなのだろう。
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