人々の暮らしに寄り添う存在に
―― 今後の展開予定を教えてください。
坂牧氏「直近の予定としては、作品の種類を増やしつつ、他のキャラクターなどにも広げられるよう検討していきたいですね。将来的には、結婚式など個人の大切な写真や記録をTD印刷や3D造形で扱っていければと考えています。そのためにも、まずは新たな3D表現の存在と楽しさを訴求しつつ、広く認知していただくことが大事かなと」
―― そう考えると、メジャーなキャラクターとのコラボは本当にいいきっかけですよね。
坂牧氏「そうですね。人間の表情を完璧に3Dで描写するのはまだ難しいのですが、デフォルメしたレリーフにすることで、一つの完成形を見ています。額に入れて飾れる楽しさも含めて、3D造形は現段階ではちょうどいい形になっているのではないかと思います」
―― 最後に、この作品をどんなふうに楽しんでほしいですか?
坂牧氏「日々の暮らしの中で、眺めることで癒しを感じたり、がんばろうと元気になったりできるような存在になると嬉しいですね。立体化することで普通のポスターにはない、いきいきとしたサンリオキャラクターの表情を楽しんでいただけると思います」
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